ソフトバンクグループが過去最悪3兆1627億円の最終赤字(共同通信)
ソフトバンクグループが8日に発表した2023年4─6月期の連結最終損益(国際会計基準)は、4776億円の損失だった。
人工知能(AI)関連企業に投資するビジョン・ファンドは6四半期ぶりに黒字化したが、円安による為替差損などが響いた。
前年同期は3兆1627億円の赤字だった。
後藤芳光最高財務責任者(CFO)は会見で、投資を控えていたビジョン・ファンドとSBGがこの期間に18億ドル投資したとし、「恐る恐る投資を再開している」と述べた。
SBGは5月の決算会見で、財務の守り一辺倒から「守りと攻めの両立」へと方針を転換している。
6月末の手元流動性は6兆円で過去最高水準だったが、後藤CFOは、「反転攻勢、投資の再開を打ち出す」との考えを改めて強調。
保有株式の中で前四半期比で価値が増えた会社が増加したことなどから、市場環境についても「潮目の変化かもしれない」と期待をのぞかせた。
赤字の連結決算に対してビジョン・ファンド事業単体の投資損益は、1597億円の黒字だった。
前年同期の2兆9338億円の赤字から改善した。
SBGの子会社である英半導体設計大手アームやスマートフォン決済のPayPayの投資利益が連結には含まれず、円安による為替差損で4646億円を計上したことが、連結業績に影響した。
アームの売上高は前年同期比1割減の6.4億ドルだったが、短期的な半導体市場の調整の影響だという。
この四半期でアームの株式価値は上昇しており、上場準備は「順調」(後藤CFO)という。
SBGは通期の業績見通しを開示していない。
IBESがまとめたアナリスト9人による連結純損益予想の平均値は6900億円の黒字。
(共同通信)
関連記事
-
-
国際通貨基金(IMF)が新型コロナウイルスによる肺炎感染の拡大により消費税を15パーセントに引き上げるよう勧告(時事通信)
国際通貨基金(IMF)は10日公表した日本経済に関する年次審査報告書に関し、新型コロナウイルスによる
-
-
西成が中華街構想。飛田界隈、あいりん地区など中国人資本がほとんどになっている。
西成は動物園前駅界隈、飛田界隈、あいりん地区、鶴見橋商店街を中心に中国人資本のスナック、カラオケ喫茶
-
-
ヨーロッパ各国がクリーンエネルギー創出のために原発を推進。
ヨーロッパ各国がクリーンエネルギー創出のために原発を推進に舵を切りました。
-
-
不動産会社「ジャパンリース」代表の石澤靖久被告が5100万円を脱税したとして懲役1年6カ月の実刑判決(日本テレビ)
法人税などおよそ5100万円を脱税した罪に問われている不動産会社の代表に対して、東京地裁は懲役1年6
-
-
「福祉」の現場で働く人には利用者の人、福祉への熱い思いを持っていてほしい。
障害者施設や児童養護施設、高齢者施設、ヘルパーさん、救護施設など「福祉」の現場で働いている人には、利
-
-
東証プライム上場の不動産会社「三栄建築設計」の元社長が指定暴力団住吉会系組員に小切手を供与したとして利益供与をやめるように勧告(共同通信)
東証プライム上場の不動産会社「三栄建築設計」の元社長が指定暴力団住吉会系組員に小切手を供与したとして
-
-
アリババ、シーインに次ぐ第三の中国EC企業PDDのTEMUがアメリカで大人気に。
アリババ、シーインに次ぐ第三の中国EC企業PDDのTEMUがアメリカで大人気になっていました。
-
-
憲政の神様で衆議院議員の尾崎行雄さん「日本人の貧困層は自分たち貧乏人を虐める金持ちに投票する。虐めてもらうことを有難がる癖がある。」
憲政の神様で衆議院議員の尾崎行雄さん。 (日本の貧困層)はいざ投票というと
-
-
ブランド品の買取などを行う「モノ・ループ」の社長の眞中佑斗と役員の平野孝典が従業員の男性に性的暴行を加えたとして逮捕。
ブランド品の買取などを行う「モノ・ループ」の社長と役員の男が、元従業員の男性に性的暴行を加えた疑いで
-
-
東証スタンダード市場に上場しているモバイルファクトリー子会社の位置情報共有アプリ「ナウナウ」で200万人の位置情報が外部から閲覧できる状態に。
東証スタンダード市場に上場しているモバイルファクトリー子会社の位置情報共有アプリ「ナウナウ」の200