笹川良一グループの資金源だった般若の会の代表の加藤あきら。
笹川良一グループの資金源だったのが誠備グループ、般若の会の代表の加藤あきらでした。
加藤あきらは広島県江田島市高田で生まれました。
3人兄弟の末っ子で母は2歳の時に亡くなりました。
父親の借金で一家は離散、広島市内の親戚宅に預けられました。
1945年8月6日、加藤あきらは広島市で被爆して瓦礫の中から救出されました。
広島市の修道高校に進学しますが、高校2年の時から被爆の後遺症で喀血して、肺結核にもかかり4年間療養しました。
療養後の1963年、21歳の時に山口県立岩国高校に編入しました。
岩国高校を卒業後、早稲田大学商学部に入学しました。
早稲田大学商学部をトップの成績で卒業後に岡三証券に入社しました。
しかし支店長と喧嘩をして入社数か月で退職しました。
その後は不動産の和光産業、経営コンサルタントの日本経営開発研究所、キャバレーの根本観光、パチンコ会社など職を転々としました。
キャバレーでは店長まで登り詰めましたが、自分がやりたいこととは違うと思い退職しました。
1973年に黒川木徳証券の歩合外交員の仕事につきました。
ここで巧みな話術と明晰な頭脳、人間的な魅力で次々と顧客を獲得していきました。
この時に笹川良一と出会い、笹川良一の傘下となってジーゼル機器(現ボッシュ)やオカモト理研ゴム(現オカモト)の仕手戦で大きな利益を上げました。
加藤あきらは笹川良一グループの誠備グループの前身の日本橋信用、ダイヤルインベストメントクラブを設立しました。
1977年、銀座のスポニチビルに事務所を開設しました。
1979年、誠備グループに名称を変更しました。
誠備の名前の由来は中国山東省の宗教団体「道院」(世界紅卍会)でした。
「道院」(世界紅卍会)の会員には笹川良一、黒竜会の内田良平、安岡正篤などがいました。
本拠地は日本橋茅場町の誠備投資顧問室でした。
誠備グループは500億円以上の資金を動かしていました。
1981年2月16日、加藤あきらは東京地検特捜部に所得税法違反で逮捕されて2年半小菅の東京拘置所に収容されました。
1989年に稲川会会長の石井進と組んでバブル期最後の戦いと言われた本州製紙(王子製紙)の仕手戦を仕掛けました。
しかし石井進の急死や関係者が次々と逮捕されたこと、バブルの崩壊なども重なって、加藤あきらは表舞台から姿を消しました。
1995年に「新しい風」を立ち上げて再び株式市場に復帰しました。
兼松日産農林の仕手戦では兼松日産農林の株価を13倍以上に引き上げました。
99年の井筒屋の仕手戦では井筒屋の株価を6倍以上に引き上げました。
2011年に加藤あきらは「般若の会」を設立しました。
2015年に加藤あきらは新日本理化の株価を不正に吊り上げたとして東京地検特捜部に逮捕されました。
2016年12月26日に東京都内の病院で死亡しました。
加藤あきらの後を新橋グループの松浦大助、京橋グループの植田顕二などが引き継いでいました。
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