工藤会幹部の瓜田太と今田隆史に無期懲役と懲役16年を求刑(NHKニュース)

公開日: : 最終更新日:2023/05/11 ヤクザ・マフィア

9年前福岡市で看護師の女性が刃物で切りつけられた事件など、特定危険指定暴力団、工藤会が市民を襲撃したとされる複数の事件に関わったとして組織犯罪処罰法違反の殺人未遂の罪などに問われている2人の被告に対し、検察は無期懲役と懲役16年を求刑しました。

 

北九州市の特定危険指定暴力団、工藤会の幹部の瓜田太被告(59)と今田隆史被告(47)は、平成25年、福岡市博多区で看護師の女性が刃物で切りつけられた事件や12年前の平成22年、北九州市小倉南区で暴力団排除運動の先頭に立っていた男性の自宅に銃弾が打ち込まれた事件など複数の事件に関わったとして、組織犯罪処罰法違反の殺人未遂の罪などに問われています。

 

これまでの裁判で2人は事件への関与を否定し、無罪を主張しています。

 

26日の裁判で、検察は2人の事件への関与について、携帯電話の通信記録から工藤会の上位の幹部と実行グループをつなぐ仲介役などを担っていたと主張しました。

 

そして「当時は工藤会による事件が立て続けに発生し、住民は常に不安や恐怖にさらされていた。

 

一般市民を標的にした事件を2度と発生させないよう、厳罰をもって臨むことで犯行が割に合わないことを広く知らしめることが必要不可欠だ」と述べました。

 

その上で、瓜田被告に対しては平成23年に起きた建設会社の役員射殺事件にも関わったとして無期懲役を求刑し、今田被告に対しては懲役16年を求刑しました。

 

裁判は、来年2月20日に弁護側の最終弁論などが行われ、結審する予定です。

 

(NHKニュース)




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