武富士を崩壊に導いた京都の崇仁同和の闇。
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最終更新日:2024/07/20
ヤクザ・マフィア, ヤンキー・半グレ, 政治, 陰謀・謀略・未解決事件・冤罪事件
武富士を崩壊に導いたのが京都の同和地区の崇仁地区の用地買収でした。
1985年、武富士会長の武井保雄さんのところに京都の七条の崇仁地区の開発案件が持ち込まれました。
崇仁地区は京都駅前の8万坪のエリアでした。
京都駅前の好立地でしたが、京都市により同和地区に指定されているため家屋や店舗の新築ができず、増改築も認められていなかったため崇仁地区はどんどんと寂れていく一方でした。
崇仁地区に住んでいた人たちもそういった状況のために、次々に他の地区に流出していきました。
この疲弊しきった崇仁地区を再開発しようと計画したのが中堅ゼネコンの新井組の元役員の石高嘉昭さんでした。
石高嘉昭さんは武富士の武井保雄さんに崇仁地区の再開発を持ち込みますが、当初は武井保雄さんは「いらん」と興味を示しませんでした。
石高嘉昭さんは武富士の弁護士の前田さんにも働きかけて、そこからしぶとく武井保雄さんを説得しました。
石高嘉昭さんは武富士側に「崇仁地区は京都駅前の好立地でいまはものすごい割安であります。将来的には崇仁地区は東京の丸の内のような京都の玄関口になるでしょう」と説明しました。
武富士の武井保雄さんは顧問の芙蓉の谷口美雅さん(笹川陽平さんの配下)を通じて朝堂院さん、笹川陽平さんに後ろ盾となってもらい崇仁協議会を設立しました。
崇仁協議会の初代会長には地元の暴力団の内浜会の元組長で全日本同和会洛南副支部長の藤井鉄雄さんが就任しました。
幹部には全日本同和会洛南支部長の高谷泰三さんが就きました。
石高嘉昭さんは事務局長に就きました。
石高嘉昭さんには一つ気がかりがありました。
それは用地買収を計画している場所に会津小鉄会の事務所が3つあったことでした。
崇仁地区は会津小鉄会の組員らも多く住んでいて、用地買収の妨害をしてくることは明らかでした。
武富士はまず崇仁地区内の材木町の1900坪の土地の買収に取り掛かりました。
用地の所有者は長楽寺でした。
武富士側は長楽寺側に10億円でどうか?と提案しました。
長楽寺側はまず買収にあたり別のサンセイハウスという法人を書いとるように要求しました。
武富士側はそれをのみ、合計20億円での買収に合意しました。
しかし長楽寺側は裏で会津小鉄会の組長にも用地買収を持ち掛けていたのでした。
会津小鉄会の組長と組員らは崇仁協議会に乗り込んできました。
暴力団組員らは大勢で崇仁協議会の人たちを取り囲みました。
会津小鉄会幹部「崇仁地区から手を引け!」
武富士と崇仁協議会と会津小鉄会は怒鳴り合いになりました。
一歩も引かない武富士と崇仁協議会に会津小鉄会は最終的に折れて、20億円での買収で決着しました。
武富士は280億円を用意して崇仁地区の用地買収を進めました。
崇仁協議会には900億円を預けていました。
しかし崇仁協議会で56億円の使途不明金が発生しました。
武富士側は崇仁協議会委員長の藤井鉄雄さんを刑事告訴しました。
藤井鉄雄さんは地上げ資金から56億円を騙し取った容疑や覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕されました。
証拠不十分で不起訴となりました。
1994年6月25日、山口組中野会組員によって藤井鉄雄委員長の自宅が放火されました。
1994年7月27日、山口組中野会組員らが藤井鉄雄委員長宅に押し入り、崇仁協議会役員の北村耕之助さんに発砲して右ふとももを貫通する重傷を負わせました。
武富士の武井保雄さんと崇仁協議会の藤井鉄雄さんは会合を開き、藤井鉄雄さんが預けられていた280億円を400億円にして返すことで合意されました。
武富士は崇仁地区の用地買収からは手を引くことが合意されました。
しかしそれに怒った武富士の顧問の芙蓉の谷口美雅さん(笹川陽平さんの配下)は山口組系右翼団体の「天祐同志会」「大日本至誠会」を使い、武富士と崇仁協議会への攻撃を開始しました。
崇仁協議会の住民集会所が山口組組員らによって銃撃されました。
崇仁協議会も即座に反撃しました。
これによって山口組と会津小鉄会の抗争が勃発しました。
崇仁協議会と山口組と会津小鉄会に7人の死者が出ました。
芙蓉の背後の松浦グループ、笹川陽平さんらは武富士側と崇仁協議会側の両方から金を引っ張っていたからでした。
崇仁協議会役員の高谷泰三さんが三菱銀行出町支店に預けられていた150億円を勝手にひきだして持ち逃げする事件が発生しました。
崇仁協議会の藤井鉄雄さんは勝手に引き出させた三菱銀行に抗議しました。
崇仁協議会役員の高谷泰三さん宅に6発に銃弾が撃ち込まれました。
1994年8月2日、150億円の回収の交渉にあたっていた崇仁協議会役員の井尻修平さんが左京区の交差点でオートバイに乗った2人組に射殺されました。
武富士は当初は用地買収の費用は100億円の予定でしたが、2000億円以上にまで達していました。
武富士によって買収された崇仁地区の土地は笹川陽平さん傘下の朝鮮総連系の会社に売却されました。
その後は外資系のホテルや笹川陽平さん傘下の大和ハウス、松浦大助さん傘下のラ・アトレ(LAホールディングス)などに売却されました。
現在の崇仁地区は大学やホテル、高級マンションなどもできて、以前とはくらべものにならないくらい綺麗になりました。
若者も増えてきて活気も出てきています。
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