中州に近い福岡市中央区春吉にあった山口組一道会の本部事務所が解体・撤去。博多区に移転するも小学校の区域内で一道会組長ら16人を逮捕。
公開日:
:
最終更新日:2023/04/28
ヤクザ・マフィア
2016年10月13日、福岡市中央区春吉にあった六代目山口組一道会の事務所が解体・撤去されました。
山口組の分裂以後、一道会の事務所では神戸山口組系組織によって火炎瓶が投下される事件が発生していました。
この事件もあって近隣住民が暴追センターを介して事務所の使用禁止を求める仮処分を福岡地裁に申請しました。
その後に地裁が仮処分を認めたため一道会は事務所を使うことができなくなっていました。
一道会は近隣住民に「引越します、事務所は業者が解体します」と伝え、事務所を解体し撤去しました。
一道会は福岡市博多区にある六代目山口組系組織の元事務所を取得しており、そこへ移転したのではないかと示唆されていました。
2017年01月24日、一道会の事務所が移転した福岡市博多区の場所は小学校から200m以内にあるため、六代目山口組若中で『一道会』会長の一ノ宮敏哲ら計16人が福岡県暴力団排除条例違反の疑いで逮捕されました。
02月02日には関係先として六代目山口組の総本部に家宅捜索が入りました。
2017年02月14日、一道会会長の一ノ宮敏哲が起訴され、他の15人は処分保留で釈放されました。
2017年03月27日、福岡地裁で一ノ宮敏哲の判決公判が開かれ、裁判長は懲役9カ月、執行猶予4年の有罪判決を言い渡しました。
(参考:神戸山口組を研究する会)
九州最大の歓楽街、福岡・中洲に近い福岡市中央区春吉で、住民運動によって撤去に追い込まれた暴力団組事務所の跡地そばの市有地に、県警の春吉交番が移された。
「暴力団排除の象徴にしたい」と願う住民と、警察、自治体が連携した。
移転した春吉交番ではこのほど、住民や警察関係者らが開所式を開いた。
管轄する中央署の近藤康徳署長は地域住民によるパトロールの拠点にもなるとし「安全安心の確保に決意を新たにしたい」と語った。
福岡県警などによると、春吉にあったのは山口組系2次団体の一道会の事務所で、平成28年1月、内部分裂に絡み火炎瓶が投げ込まれた。
事務所前が小学生の通学路だったこともあり、事務所撤去に向けた運動が始まった。
県暴力追放運動推進センターは同年8月、暴力団対策法に基づき、住民18人の代わりに事務所の使用禁止を求める仮処分を申し立て、その後福岡地裁が使用禁止の仮処分を決定。
同10月に撤去が確認された。
住民らは、事務所から約200メートル離れていた春吉交番を移転するよう求める署名を約2千人分集め、市と県警に提出した。
市は公園の建設予定地だった市有地(約130平方メートル)を県警に貸すことを決めた。
(産経新聞)
関連記事
-
住吉会伊勢野会幹部の細野保が草加市の浅間神社のみこしに乗って祭りを混乱させたとして逮捕。
埼玉県草加市で1日に行われた浅間神社の例大祭でみこしに乗って祭りを混乱させたとして、県警捜査4課は1
-
山口組村正会組員の下山誠也がキャバクラやスナックに女子中学生を派遣していたとして逮捕。
女子中高生らを無許可でキャバクラやスナックにホステスとして派遣していたとして、兵庫県警少年育成課が労
-
埼玉県加須市の山口組四次団体組長とスナック経営の女が不動産を借りたとして逮捕(暴力団ニュース)
埼玉県警捜査4課と鴻巣署は13日、暴力団員が使用する意図隠して賃貸借契約を締結したとして、特定抗争指
-
宅建太郎さんが山健組最高幹部の福富組長にキレられた?
宅建太郎さんが山健組の最高幹部の福富組長にキレられた?話をしていました。
-
山口組弘道会傘下幹部の白井富久が四日市市の貸コンテナで拳銃の銃弾を所持したとして逮捕(暴力団ニュース)
愛知県警は、三重県四日市市の貸コンテナで拳銃の銃弾を所持したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組
-
会社役員の謝冒民とと無職の謝冒国が闇金融を営んでいたとして逮捕。
無登録で貸金業を営み、台湾籍の自営業者らに金を貸し付けたとして、警視庁組織犯罪対策1課などは13日ま
-
山口組誠友会藤弘組組長の藤原弘と藤弘組幹部の鈴木智博が飲食店経営者から10年以上に渡ってみかじめ料を取っていたとして逮捕。
北海道警網走署は1日、飲食店を経営する男性から10年以上に渡って「みかじめ料」を取って取っていた疑い
-
山口組旭導会の組員の東駿佑が旭川市の飲食店で店のオーナーの男性の頭を踏みつけるなどしてケガをさせたとして逮捕。
19日朝、北海道旭川市の飲食店で、店のオーナーの男性の頭を踏みつけるなどしてけがをさせたとして、30
-
山口組弘道会稲葉地一家稲神総業幹部鈴浩同志会組長の鈴木浩且ら3人が経営していた飲食店で産地を偽装していたとして逮捕。
愛知県豊田市のしゃぶしゃぶ店が鹿児島県産黒豚などと産地を偽装した疑いで、店を経営していた暴力団幹部の
-
農業の浦一郎と綿貫真吾と岡本拓也の3人が営利目的で1750万円相当の大麻を所持していたとして逮捕。
警察は、8月に大麻取締法違反の疑いで逮捕した男3人を27日に追送検し、捜査を終結したと発表しました。