平成ヤクザ史上最大の謎とされている四ツ木斎場事件の真相を考察。四ツ木斎場事件は浅草妙清寺事件と同じくCIAによるエージェントの口封じ事件。

公開日: : 最終更新日:2023/09/19 ヤクザ・マフィア, 陰謀・謀略・未解決事件・冤罪事件

平成ヤクザ史上最大の謎とされている2001年8月の四ツ木斎場事件の真相を考察したいと思います。

 

「四ツ木斎場事件概要」

 

2001年8月15日東京都葛飾区白鳥2丁目の四ツ木斎場で住吉会向後睦会幹部の葬儀が行われていました。

 

 

 

そこに住吉会のネクタイと代紋バッジをつけて変装した稲川会系大前田一家2代目小田組の吉川一三と大前田一家小田総業村上善男が向後睦会会長の熊川邦男を狙い会長や組幹部に向けて銃を乱射しました。

 

向後睦会会長の熊川邦男は脇腹を撃たれて死亡しました。

 

また滝野川7代目総長の遠藤甲司も死亡しました。

 

向後睦会松井組幹部の西村俊英が右ひざにケガをしました。

 

義理場での襲撃はヤクザ社会では掟破りのものでした。

 

吉川一三と村上善男はその場で取り押さえられ、その日の警備を担当していた住吉会幸平一家矢野睦会の事務所に監禁されました。

 

その後、実行犯の2人は幸平一家矢野睦会から警察に引き渡されました。

 

稲川会3代目の稲川裕紘は実行役の大前田一家7代目総長の小田建夫を絶縁、稲川会総本部長の岸本卓也を引退としました。

 

稲川会と住吉会による素早い手打ちが行われましたが、手打ち後も住吉会矢野睦会による大前田一家総長や本部長に対して苛烈な報復が行われることになりました。

 

2002年2月21日、大前田一家元総長小田建夫宅近くに、住吉会幸平一家矢野睦会幹部・石塚隆が銃弾を撃ち込みました。

 

同年2月24日、矢野睦会組長の矢野は大前田一家総長小田建夫襲撃に失敗した矢野睦会幹部の石塚を口封じに殺すために路上で石塚の脇腹を撃ちました。

 

矢野睦会幹部の石塚は日本医科大学付属病院へ搬送されました。

 

2002年2月25日、日本医科大学付属病院の高度救命救急センター集中治療室のベッドで寝ていた石塚を、矢野睦会矢野組長の指令のもと住吉会矢野睦会幹部の辰力正雄と同会関係者の新居久三雄が射殺しました。

 

2002年3月矢野睦会組員数人が、大前田一家元総長宅に火炎瓶を投げ込み、さらにガソリン噴射機で放火しようとしますが関係者に発見されまたもや失敗しました。

 

2003年12月住吉会幸平一家山本組山本開一組長(埼玉県二本木貸元)が四ツ木斎場事件がきっかけとなった幸平一家内の内輪揉めで幸平一家細田組組長細田源市(埼玉県狭山市貸元)、幸平一家南波興業南波孝英会長(埼玉県新所沢貸元)、幸平一家南波組南波克朋組長、南波興業鈴木英昭組員、南波興業山田博史組員の5人を射殺しました。

 

2003年1月25日、四ツ木斎場事件の時に見届人であったとされる大前田一家元本部長・後藤邦雄が、前橋市にあるスナック加津で襲撃されました。

 

襲撃した住吉会幸平一家矢野睦会幹部・小日向将人と同幹部・山田健一郎はスナック内で無差別乱射を行い、以前から命を狙われていた後藤は机の下に潜んで助かりましたが、なんの関係もない市民3人と後藤のボディーガードをしていた男1人の計4人が射殺され、1人が重傷を負いました。

 

襲撃後すぐに小日向と山田は偽造パスポートでフィリピンへ高飛びしましたが、当局に不法滞在で身柄を拘束されて日本に送り返され小日向と山田は逮捕されました。

 

そして射殺を命じた首謀者として矢野睦会矢野組長が逮捕されました。

 

その後、この三名には死刑判決が下されました。

 

2006年に四ツ木斎場襲撃事件の実行犯であった吉川一三が熊本刑務所内で、住吉会幸平一家加藤連合の組員によってキリで十数カ所を刺されて重傷を負いました。

 

また、村上善男も徳島刑務所内の風呂場でリンチをうけ、その後自殺しました。

 

2020年1月26日、矢野は東京拘置所で死亡しているのが発見されました。

 

自殺したとみられています。

 

「不可解な謎」

 

四ツ木斎場事件には不可解な謎がいくつもありました。

 

実行犯である大前田一家組員はどうやって住吉会のネクタイと代紋バッジを手に入れたのかということです。

 

矢野睦会の矢野組長はなぜ事件当日に監禁した実行犯を殺さず警察に引き渡したのかということです。

 

なぜ撃たれた当事者である向後睦会と滝野川一家が返しを全くせずに、事件と関係のない幸平一家矢野睦会が執拗に返しをしているのかということです。

 

実行犯の2人が刑務所内で襲われていますが、なぜ刑務官が多数いる中でそんなことが可能だったのかということも不可解です。

 

四ツ木斎場事件をきっかけとした起きた山本開一組長による細田組組長、南波興業組長など5人の射殺も謎とされています。

 

四ツ木斎場事件の首謀者である稲川会側の動機が全くわかっていないことも大きな謎となっています。

 

「四ツ木斎場事件の影響」

 

四ツ木斎場事件はその後の関東ヤクザ社会に大きな影響を及ぼしました。

 

四ツ木斎場事件の直前に国粋会のお家騒動、内部分裂騒動が起きていました。

 

国粋会の組長の工藤和義(金町一家組長)が2001年に国粋会を従来のような横並びによる連合体から山口組のような上意下達型のピラミッド型の組織に改革しようとします。

 

しかしそれに対して生井一家十二代目総長柴崎雄二朗、佃繁会会長尾関裕計、落合一家八代目総長瀧口政利の三人がこの案に反発しました。

 

国粋会工藤組長はこの案に反対した3人の組長を絶縁処分として3組織の縄張りを国粋会預かりとするという強硬策に出ます。

 

これに反発した生井一家、佃繁会、落合一家と国粋会との間に抗争が勃発します。

 

絶縁した3組織は国粋会の中でも随一の武闘派組織であり、渋谷、原宿、青山、代官山、恵比寿、六本木、麻布十番、銀座、新橋、日本橋など都内一等地を縄張りとしていました。

 

そのため銀座、新橋、六本木、麻布十番、渋谷、原宿、青山などで生井一家、落合一家と国粋会組員との間で乱闘や発砲事件が頻発することとなります。

 

国粋会工藤組長(金町一家組長)は稲川会3代目の稲川裕紘と五厘下がりの兄弟盃を交わしており国粋会は稲川会と親しい関係にありました。

 

対して生井一家、佃繁会、落合一家は縄張りとしている渋谷、原宿、青山、六本木、麻布十番、銀座、新橋などを住吉会に貸している関係もあり、稲川会よりも住吉会と親しい関係にありました。

 

これらの事情から国粋会は稲川会入りに、生井一家、佃繁会、落合一家は住吉会入りにということでまとまろうとしていました。

 

しかしその最中に四ツ木斎場事件が起きたために、両組織の関係が険悪になり国粋会問題は宙に浮くことになりました。

 

そこに出てきたのが山口組の弘道会の司組長と高山若頭でした。

 

弘道会の司組長は国粋会の内紛を仲裁します。

 

国粋会を山口組最高顧問に、国粋会に反発していた生井一家、落合一家、保科一家、草野一家などは落合金町連合として直参にすることにしたのです。

 

これにより山口組は3代目の田岡組長以来の悲願であった山口組の東京進出が成功することとなったのです。

 

国粋会は上記に書いたように東京の渋谷、原宿、青山、代官山、六本木、麻布十番、銀座、新橋、恵比寿など一等地を縄張りとしており、それら都内の一等地が山口組の傘下となったのでした。

 

しかし在京の住吉会、稲川会、松葉会などは寝耳に水ということになり山口組の東京進出に猛反発します。

 

そのため住吉会と山口組との間に麻布抗争が勃発することとなります。

 

四ツ木斎場事件がなければ山口組、弘道会の東京進出もありませんでしたし、国粋会の山口組入りもありませんでした。

 

四ツ木斎場事件がなければ国粋会は稲川会と住吉会入りが確実となっていたのです。

 

「噂される四ツ木斎場事件の動機」

 

稲川会大前田一家組員がなぜ四ツ木斎場事件を起こしたのかは謎とされていますが、いくつかの説が噂として語られています。

 

1つめは栃木県の産廃利権で揉めていた説です。

 

栃木県のある産廃利権を巡って住吉会向後睦会と稲川会大前田一家が揉めていたのではないかというものです。

 

これが一番よく語られるものです。

 

2つめは国粋会の内紛絡みによるもの説です。

 

これは稲川会、住吉会のヤクザによく語られる説です。

 

3つめは人間競馬説です。

 

これはネット上でよく語られている説です。

 

稲川会の六本木総本部に「ブラック&ホワイト」という秘密施設があり、そこで3代目の稲川裕紘が人間競馬という恐ろしい賭け事をしていたことが四ツ木斎場事件の引き金になったという説です。

 

人間競馬とは人間を賭けの対象とするものだそうです。

 

これはまさに漫画「賭博黙示録カイジ」「嘘食い」の世界ですね。。

 

「真相考察」

 

私が思う四ツ木斎場事件の真相は浅草妙清寺事件と同じくCIAによるエージェントの口封じ事件だったと思います。

 

四ツ木斎場事件で死んだ組織と絶縁された組織、報復の末解散となった組織はどれもCIAの闇の仕事を担っていた組織なんですね。

 

住吉会滝野川一家はCIAから北朝鮮経由の人身売買、少女の拉致などを担っていました。

 

住吉会向後睦会はCIA経由のシャブ利権を担っていました。

 

稲川会大前田一家もCIAから指令を受けての暗殺、人身売買、少女の拉致などを担っていました。

 

住吉会幸平一家矢野睦会も矢野組長が獄中で告白したように政財界から依頼を受けて1件数億円で暗殺を請け負っていたそうです。

 

幸平一家も暗殺、少女の拉致、人身売買、シャブの売買などCIAの闇の仕事を担っています。

 

CIAはある一定周期に利用したエージェントを口封じで殺そうとします。

 

浅草妙清寺事件のときは大日本興業の高橋輝男会長を謀殺しています。

 

この四ツ木斎場事件も大前田一家、向後睦会熊川組長、滝野川一家遠藤組長をCIAが口封じで謀殺させた事件だったと思います。

 

これを利用して矢野睦会も潰してしまえという魂胆だったと思います。

 

矢野睦会の矢野組長の獄中自殺も自殺とは思えません。

 

矢野組長はなんとしてでも生きるために裁判中に他の殺人事件を告白しているような人です。

 

その人が獄中自殺するようには思えません。

 

おそらく矢野組長を生かしておくと政財界の裏の仕事、CIAの闇の仕事を暴露されかねないという危険からCIAによって謀殺されたのではないかと思いますね。

 

矢野睦会の矢野組長はCIAが関わった新進党の参議院議員友部達夫議員の90億円にも及ぶ巨額詐欺事件「オレンジ共済事件」のキーマンである斎藤衛さんを殺害していました。

 

90億円のほとんどはCIA、イルミナティに流れたと言われています。

 

このように矢野組長もCIA、イルミナティの裏の仕事を請け負っていたために口封じで消されてしまったのです。




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