「性風俗と法秩序」の著者岩切大地先生の話を聞いて。
セックスワークサミットに行ってきました。
一番興味深かったのは「性風俗と法秩序」という本でソープについて書かれた立正大学教授の岩切大地先生のお話ですね。
岩切先生の話を聞いてやはり売春や性風俗はいち早く合法化をするべきであると思いましたね。
現状で性風俗、ソープは「違法」なんだけど営業されているということで「法体系のトポロジー」(法的空白地帯)に置かれているそうです。
これはソープだけでなくデリヘルや風俗エステも同様ですね。
風営法というのはあくまでも営業の届け出を出しているにすぎず、違法であることには変わりはないということです。
したがって警察が摘発しようと思えばいつでもできるという状態に置かれているということになります。
これは弁護士の浦崎さんも指摘されていましたが、行政側の裁量でいかようにもできるということで行政側、警察側の力が強すぎるという懸念があるようです。
岩切さんも同様に警察というのは間違うこともあるので、もし冤罪などがおきたときに抗議が今のシステムのままだとしようがないということでした。
また現在は売春防止法という女性の売春を禁止する法律があり、売防法3条に「何人も売春をし又はその相手方となってはならない」という条項があります。
これがあるために店が摘発となった場合は女性側も加害者であるということになってしまうのです。
店も違法だけど女性側も違法ということになります。
またデリヘルやエステでレイプされたとしても警察側は女性側の味方になることが現在のままだとできません。
したがっていまのデリヘルやエステなどではレイプされることは日常茶飯事でありますが、店がアフターピルを飲ませて終わりにしています。
夜の仕事というのは片方の法律では合法だけどもう片方の法律では違法ということばかりです。
たとえばキャバクラや性風俗への仕事の紹介は有料職業紹介で合法であるという通達を出しています。
これは厚労省の幹部数人にも直接聞きました。
キャバクラなど風俗業への派遣も合法であるとして厚労省は認可を与えています。
しかし職安法ではキャバクラは有害業務とされていて仕事の紹介は違法となっています。
このことも岩切さんに聞いてみました。
これらもあいまいな存在で合法だけど警察が摘発したいときにできるということのようです。
ヘルスもエステもソープも違法だけど存在しているという日本独特のものだということですね。
女性の安全を思えばいち早く合法化するべきだということですね。
関連記事
-
小田急線の町田~相模大野で痴漢に遭遇。
痴漢について最近話題ですが、1年前くらいに小田急線に乗っていたときに町田から相模大野の間くらいで見る
-
伝説のキャバ嬢立花胡桃さんの「ユダ」という映画を見ました。夜の業界は女性だけでなく男性も訳ありの人たち。
新宿の伝説のキャバ嬢立花胡桃さんの「ユダ」という映画を見ました。
-
銀座で白タク行為を繰り返したとして運転手4人を逮捕(朝日新聞)
東京・銀座でベンツやクラウンなどの高級車を使い、無許可で客を送迎する「白タク」行為を繰り返したとして
-
東京都小金井市の田中隼人が水の宅配業者を装って女性宅に侵入して金品を奪おうとしてケガをさせたとして逮捕(フジテレビ)
水の配送業者を装って女性の家に侵入し、金品を奪おうとしてケガをさせた疑いで無職の男が逮捕された。
-
オピオイドの米パーデューが破産。ジョンソンエンドジョンソンが巨額賠償。次は子宮頸がんワクチンを作っている製薬会社が破産すると思います。
中毒性のあるオピオイド系鎮痛剤「オキシコンチン」の販売を違法に推進し、米国のオピオイドまん延に拍
-
鹿児島県薩摩川内市議の坂口健太が女性の腕にかみつきケガをさせたとして逮捕(フジテレビ)
鹿児島県薩摩川内市の市議会議員が逮捕された。 薩摩川内市議の坂口健太容疑
-
アメリカでの麻薬の違法化の背景は人種差別と利権からだった。
アメリカやカナダ、オランダなど世界では麻薬(マリファナ)の合法化の流れにあります。  
-
日本維新の会の松井一郎さんが統一教会の関係のある維新の会の議員を調べると言っているのはおかしい。なぜなら松井一郎さんが統一教会と関係があるから。
日本維新の会の松井一郎さんが統一教会の関係のある維新の会の議員を調べると言っていましたそれはおかしい
-
前澤ファンドの前澤がひま部で小中学生を漁っていたロリコンであることが明らかに。前澤が小中学生の売春組織を経営している疑惑が深まる。
前澤ファンドの前澤がひま部という小中高生限定のSNSで小中学生を漁っていたロリコンであることが明らか
-
夜の仕事の女性は日本よりもアメリカの方が合う。
知り合いの中卒の風俗嬢の子が1年ぶりに会ったらアメリカ人の彼氏ができててニューヨークに住んでいて英語