飯島会の組員の4分の1がコロナ不正受給で逮捕(朝日新聞)

公開日: : ヤクザ・マフィア

東京の下町を縄張りにしてきた「老舗」の暴力団が警視庁に詐欺容疑で捜査され、組員全体の4分の1が立件された。祭りへの出店を稼業にしてきたがコロナ禍で細り、コロナ対策の支援金を不正に受給していた。

 

しぼむ暴力団の象徴的な姿と受け止められている。

 

この暴力団は「飯島会」。東京都台東区が拠点で、警視庁は、夏祭りなどに露店を出す「テキ屋」が収益源とみている。

 

明治時代から続くとされ、浅草や新宿の繁華街を中心に北海道や大阪など全国に勢力を広げた歴史がある。

 

台東区の下町の住宅街にある事務所は、2001年築の鉄筋コンクリート造り6階建て。

 

6月下旬、1階のシャッターは閉じられ、その上に防犯カメラ2台が取り付けられていた。

 

長く続いてきたが、近年は暴力団排除の動きで新規加入者が減り、主な活動場所は都内に狭まっていた。

 

組員も高齢化し、約80人に減っていた。

 

警視庁暴力団対策課は22年10月、暴力団員であることを隠し、コロナ禍での国の一時支援金など計約500万円を受け取ったとして、幹部の三輪正美容疑者(63)ら8人を詐欺容疑で逮捕した。

 

三輪容疑者はナンバー3にあたる幹事長だった。

 

「これほど堂々と」 捜査員も驚く不正受給の実態とは  

 

同課は23年4月までに8人を含む23人を逮捕、1人を書類送検し、捜査を終えた。

 

20年3月~21年11月に計約5300万円を不正受給したとして、全員が起訴された。

 

組構成員の4分の1以上が立件された形だ。

 

背景にあるのもまたコロナ禍だった。立件された組員の一部は、調べに「コロナ禍で祭りがほとんどなくなって収入が減り、制度に目を付けた」と供述したという。

 

20年以降、「シノギ」(収入源)である露店を出すイベントが減っていた。

 

組の運営が行き詰まる中、コロナ禍が追い打ちをかけた。

 

(朝日新聞)

 

 

飯島会本部事務所

 

台東区寿3-10-1

 




関連記事

no image

共政会前崎組組員の野村広行が面識のない男性にツバをかけたとして逮捕。

広島県警広島中央署は21日、広島市内の路上で面識のない男性の顔にツバを吐きかけたとして共政会前崎組組

記事を読む

no image

工藤会極政組幹部の福田伸也と藤野義光が黒瀬建設の黒瀬隆さんを銃撃して全治3か月の重傷を負わせたとして逮捕

福岡県中間市で1月、建設会社社長が銃撃され、重傷を負った事件で、福岡県警は6日、殺人未遂と銃刀法違反

記事を読む

no image

神戸山口組英組組長の藤田恭右が組を辞めたいと申し出た幹部の男性を脅迫したとして逮捕。

警視庁組織犯罪対策4課は28日、暴力団から脱退しようとした組員を脅したとして、神戸山口組「二代目英組

記事を読む

no image

道仁会の坂本会長補佐が赤坂にカジノバーを作るとウソを言って都内の40人以上から4億円を騙しとったとして逮捕。

道仁会の坂本会長補佐が赤坂にカジノバーを作るとウソを言って都内の40人以上から4億円を騙し取ったとし

記事を読む

no image

山口組杉本組組員の曽我本竜也ら5人が岸和田市で男性をハンマーなどで殴打してケガをさせて財布や車を奪ったとして逮捕。

大阪府岸和田市で7日、5人の男性をハンマーなどで殴打しけがをさせて財布や車を奪ったとして、暴力団員の

記事を読む

no image

住吉会富田一家七代目の幹部の畑隆(はたたかし)が釧路市武佐のスナックで居合わせた50代の男性客を殴ったとして逮捕(HBC北海道)

9日夜、北海道釧路市のスナックで、居合わせた客の男性の顔を殴り、けがをさせたとして、住吉会系の暴力団

記事を読む

no image

暴力団組員の平均年齢は54歳(朝日新聞)

昨年末時点の全国の暴力団勢力は2万2400人で、前年を1700人下回り、18年連続で減少したことが警

記事を読む

no image

松葉会組員の男が渋川市内の飲食店からみかじめ料を脅し取ろうとしたとして逮捕。

松葉会組員の男(50)=群馬県渋川市=が飲食店の経営者からみかじめ料を脅し取ろうとしたとして逮捕され

記事を読む

no image

パークハウス西新宿タワー60の敷地内で殺された平明日香さんこと平澤俊乃さんの背後に暴力団の影。

パークハウス西新宿タワー60の敷地内で殺された平明日香さんこと平澤俊乃さん(25)の背後に暴力団の影

記事を読む

no image

工藤会関係者が主導的役割か。カンボジアの特殊詐欺グループ19人を逮捕(フジテレビ)

岡本大樹容疑者(38)や山田大志容疑者(38)ら19人   カンボジアを拠点と

記事を読む







  • チャンネル登録はこちら

     

  • 神奈川県で教師をしていました。

    モデルや女優、レースクイーン、アイドルなど芸能界で働く女性、キャバクラや会員制ラウンジ、風俗、AVなど夜の仕事で働く女性、中高生、大学生、保育士、看護師、家出少女、児童養護施設の子どもたち、シングルマザー、ヤンキー、不登校生徒、外国人、帰国子女を中心に女性を幸せにするための国際NGOだいわピュアラブセーフティーネットをやっています。

    7000人以上の女性を幸せにしています。

    国際NGOだいわピュアラブセーフティネットは相談援助活動、心理カウンセリングなど女性のための総合ソーシャルワーク団体です。

    ジャーナリストです。

    24時間365日相談受付中。

    電話相談も受付中です。

    メール=fujio1121@yahoo.co.jp

    ライン=fujio1

    メディア出演・取材協力歴

    NHKスペシャル「女性の貧困」

    NHKクローズアップ現代「子どもはどこへ消えた」

    共同通信「U30のコンパス」

    米TIME誌「女性の貧困について」

    NHKスペシャル「若者失踪3万人」

    講演歴

    日本財団

    全国妊娠SOSネットワークさん

    支援企業

    英国投資銀行バークレイズ

  • wpp header='人気記事ランキング' post_type='post,page' limit=50 range='daily' order_by='views' stats_views=0