青森県の弘前市、青森市と八戸市がめちゃくちゃ仲が悪い。原因は弘前市、青森市が弘前藩に対して八戸市だけが盛岡藩(南部藩)だったから。
青森県は中核3市として県庁所在地のある青森市、弘前市、八戸市があります。
人口順では青森市が27万人、2位が八戸市の23万人、3位が弘前市の17万人です。
しかし青森市、弘前市の津軽地方と南部地方の八戸市はめちゃくちゃ仲が悪いそうです。
これは歴史的な経緯もあり、幕末までは八戸市は盛岡藩(南部藩)の支藩でした。
対して青森市、弘前市は弘前藩でした。
この頃から南部地方の八戸の人たちは津軽地方の人たちと非常に仲が悪かったそうです。
江戸後期には相馬大作事件という盛岡藩の藩士が弘前藩の藩主の津軽寧親を暗殺しようとする事件も起きています。
しかし明治維新後の廃藩置県で八戸市は仲の悪かった青森市、弘前市と一緒にされてしまいます。
県庁所在地も青森市に置かれていて行政の中心は青森市にあるので、八戸市は下水道整備でも一番最後にされるなど青森の中でもずっと冷遇されてきたそうです。
八戸市民は今でも青森県よりも盛岡、岩手県に親近感、親しみを持っているそうです。
八戸市の主要産業は工業と漁業です。
八戸は北東北最大の工業地と呼ばれていました。
工業は紙、鉄鋼、パルプが主要産業でバブルの頃は凄い活気だったそうです。
漁業、水産加工業も盛んでエビ、イカ、スルメイカ、牡蠣、ウニ、ヒラメ、サバなど多様な魚が取れます。
八戸みなと漁協の運営する「浜市場みなっと」では取れたての地産地消の魚、ウニ、カニなどを使った料理を食べることができます。
https://minatotto.com/restaurant/
八戸駅は新幹線が止まるだけの駅という感じで最も栄えているのは本八戸駅になります。
本八戸駅は本八戸駅通りがオシャレな商店街となっています。
ネイルサロン、ホビークラフト、日本料理屋さん、フルーツパーラー、楽器屋さんなどなんでもあります。
地方のシャッター通りとは違い非常に栄えた商店街となっています。
八戸市は「本の町」として売り出し中で本八戸に八戸ブックセンターという珍しい市営の本屋さんを建てています。
八戸ブックセンターは八戸市が博報堂にプロデュースを依頼してできたオシャレ系本屋です。
八戸市と近い三戸出身の「11ぴきのねこ」の作者馬場のぼると八戸市出身の芥川賞作家「忍ぶ川」の三浦哲郎を大々的に押しています。
この周りにはアニメイト八戸と八戸市立図書館もあります。
NHKの朝ドラ「あまちゃん」の舞台は三陸海岸の岩手県久慈市でしたが久慈市は八戸市に隣接しており、江戸時代までは久慈市は八戸市、三戸町と同じく八戸藩(南部藩の支藩)でした。
久慈市、三戸は八戸の商業圏で、久慈市、三戸の人は買い物には八戸に行くそうです。
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