絶望の国の幸福な若者は近い将来絶望な若者になるか!?
古市憲寿さんのだから日本はズレている (新潮新書) [ 古市憲寿 ]を読みました。
とても読みやすくてすぐに読めましたね。
絶望の国の幸福な若者たち (講談社+α文庫) [ 古市憲寿 ]で世間は若者がひどい状況にあるけど実は身の丈で幸せにやってるんですよと書いてました。
その後に阿部真大さんの地方にこもる若者たち [ 阿部真大 ]や原田曜平さんのヤンキー経済 [ 原田曜平 ]なんかが出て、地元で家賃、食費は親に頼り、地元の友達とのんびり楽しく暮らしてるんですよというのが言われ始めました。
鈴木謙介(チャーリー)さんも原田曜平さんがマイルドヤンキーを言う何年も前からウェブ社会のゆくえ [ 鈴木謙介 ]やカーニヴァル化する社会 (講談社現代新書) [ 鈴木謙介 ]で地元ではなくカタカナのジモトとして、柏や藤沢、町田などの中核都市に愛着を感じてそこをジモトに感じる若者のことを言われていました。
しかし近年の調査なんかでは、厳しい現代の状況をあきらめて、地元の島宇宙的なコミュニティで満足しているんだということがわかってきました。
またアンケートで幸せですと答えていたものを深く追求してみると、消極的な選択肢の中でのベストな選択として地元が選ばれ幸せに感じるよう思うようにしているみたいなことも出てきました。
本著の中でも書かれていますが、今の親元同居でフリーターのマイルドヤンキーがずっとこのまま安泰ではないということが示されています。
マイルドヤンキーが幸せに暮らしていけるのも遅かれ早かれ時間の問題で難しくなってくることが予想されるからです。
行政は投票率の高く層として厚い高齢者の側を見て政治を行うので、若者はこのままだと危機的な状況に陥るだろうということを書いています。
絶望な国の幸福な若者だったものたちがさらに絶望度が増す中でどこまで幸せでいれるのか。
若者の中から行政へ向けての運動は起こってくるのか。
どんな絶望的な状況に陥っても若者は甘んじて受け入れ続けるのか。
古市さんの独特のひねくれた感じでしたが、言おうとしてるのは若者たちよ、そろそろ動かないとやばいよ!ということなんじゃないのかなと思いました。
古市さんなりの若者たちへの応援の書なのかなと思いました。
関連記事
-
-
キャバクラとアパレルはとても似ている。個人内の売り上げ目標を達成して、次の来店(本指名)に繋げないといけない。
キャバクラとアパレルは似てると思う。 アパレルも店によって個人の売り上げ目
-
-
若者研究者や社会学者が語る若者はめちゃくちゃ偏っている(笑)
タイムライン見てもわかるけど、今の若者の流行りは何かって言ったらウルトラやEDMなんですよ。
-
-
六本木ヒルズで飛び降り自殺(テレビ朝日)
地上54階建ての東京・六本木ヒルズの屋上から男性が転落し搬送先の病院で死亡しました。 &nbs
-
-
朝鮮戦争はCIA・イルミナティによるやらせだった。38度線の分断はCIA・イルミナティによって意図して行われた。
朝鮮戦争はCIA・軍産複合体、イルミナティによるやらせだったと思います。
-
-
電気、EV同様水素もエコではない。水素を取り出す時に石油、天然ガス、石炭を使用。
環境サミットなどで再生可能エネルギーにシフトしていこうという流れになっていますが、現実に照らし合わせ
-
-
松浦グループ傘下のみんなで大家さんが分配金の支払いを遅延。
松浦グループ傘下のみんなで大家さんが分配金の支払いを遅延していました。 出
-
-
統一教会の韓国の本部がローマカトリック教会のようだった。
統一教会の韓国の本部がローマカトリック教会のようでした。 &nbs
-
-
西成が中華街構想。飛田界隈、あいりん地区など中国人資本がほとんどになっている。
西成は動物園前駅界隈、飛田界隈、あいりん地区、鶴見橋商店街を中心に中国人資本のスナック、カラオケ喫茶
-
-
ロッキード事件はアメリカの田中角栄失脚の謀略。
NHK未解決事件シリーズのロッキード事件がめちゃくちゃ面白かったです。 N
-
-
トランプ大統領の息子のバロン君がめちゃくちゃでかい!!
トランプ大統領のバロン君がめちゃくちゃでかいです!! U.S. Presi