韓国のサムスンやSKハイニックスに半導体の技術を教えたのは日本だった。
半導体企業がいま非常に注目されています。
半導体企業は近年、スマホの世界的な普及によって大きな利益を上げてきました。
代表的な企業は韓国のサムスン、韓国のSKハイニックスなどです。
韓国のSKハイニックスはインテルのNAND、SSD部門を買収しました。
半導体の世界シェアは1位が韓国のサムスン、2位がアメリカのインテル、3位がアメリカのクアルコム、4位が韓国のSKハイニックス、5位がアメリカのブロードコム、6位がアメリカのマイクロンテクノロジー、7位がアメリカのAMD、8位がアメリカのNVIDIAでした。
韓国のサムスンやSKハイニックスは低価格を武器にシェアを伸ばしてきました。
しかしスマホが世界的に行き渡ったことなどから半導体の需要が大きく減少して、サムスンは今期の決算は営業利益が85パーセント減になりました。
サムスンの営業利益85パーセント減の原因は半導体事業の赤字でした。
サムスンはスマホ事業やディスプレーなど他の家電事業は好調でしたが、半導体部門の赤字を補いきれませんでした。
サムスンはDRAMという短期記憶ができる半導体メモリーのシェアは世界で1位となっています。
DRAMのシェアは1位がサムスン、2位がSKハイニックス、3位がマイクロンテクノロジーでした。
サムスンやSKハイニックスにDRAMやNANDなど半導体メモリーの技術を教えたのが東芝でした。
背景にはアメリカによる圧力がありました。
長期記憶ができるNANDメモリーのシェアは1位が韓国のサムスン、2位がキオクシア(旧・東芝メモリー)、3位がアメリカのウエスタンデジタル、4位が韓国のSKハイニックス、5位がアメリカのマイクロンテクノロジーでした。
キオクシア(旧・東芝メモリー)はアメリカのウエスタンデジタルと提携していることから合併予定でしたが、4位のSKハイニックスの反対で合併は頓挫しました。
SKハイニックスは東芝からキオクシア(旧・東芝メモリー)が切り売りされたときに出資していました。
キオクシア(旧・東芝メモリー)とウエスタンデジタルが合併するとNAND市場を独占される危険があったためにSKハイニックスが合併に反対したとみられています。
ウエスタンデジタルの元幹部や社員がマイクロンテクノロジーに多数いることから、マイクロンテクノジーがウエスタンデジタルを買収するのではないかという観測もありました。
経産省の試算によると半導体市場は2024年以降もAIや自動運転などの分野の拡大によって伸びていくとされています。
半導体の世界シェアでは日本企業はベスト10に入りませんが、半導体製造装置の部門では世界シェアの3割を持っています。
半導体製造装置の世界シェアは1位がアメリカの35パーセント、2位が日本の31パーセント、3位がヨーロッパの22パーセント、4位が中国の9パーセントです。
韓国は半導体製造装置の分野では姿がありません。
日本の主な半導体製造装置のメーカーは東京エレクトロン、アドバンテスト、スクリーン、KOKUSAI、ディスコ、東京精密などです。
半導体製造装置は前工程と後工程に別れています。
前工程は半導体の回路部分、ウエハー(基盤)を作る工程です。
後工程は出来上がったウエハー(基盤)を組み立てたり、鏡面を研磨したり、初期不良がないかを入念にテストしたりする工程です。
前工程は東京エレクトロン、スクリーン、KOKUSAIです。
後工程はアドバンテスト、ディスコ、東京精密です。
東京エレクトロンはユニクロと並んで日経225の代表銘柄となっています。
アドバンテストはNVIDIAの後工程のテストを行っています。
ディスコは後工程での研磨、研削を担っています。
ディスコは研磨、研削の技術は世界一と言われています。
東京精密も後工程での研磨、研削を担っています。
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