ビル型の納骨堂「梅旧院光明殿」を運営する「光明殿」社長の山口幸子と元夫で山口組吉川組組長の山口俊平を背任容疑などで逮捕。

公開日: : 最終更新日:2023/12/13 ヤクザ・マフィア, 特殊詐欺

大阪府警捜査4課は、ビル型の納骨堂「梅旧院光明殿」を運営する「光明殿」(大阪市浪速区)から資金を引き出し、以前、婚姻関係にあった山口組直系組長に流し、同社に損害を与えたとして、光明殿社長の山口幸子被告(63)=法人税法違反罪などで起訴=を背任容疑で再逮捕する方針を固めた。

 

捜査4課は、元夫婦の2人が共謀し、資金を流出させていたと判断。

 

週明けにも背任容疑で幸子被告を再逮捕する方針。

 

資金が流れた山口組四代目吉川組組長の吉村俊平こと山口俊平容疑者(68)も同容疑で逮捕した。

 

捜査関係者によると、現金の受け渡しがあったのは平成26年3月下旬。山口幸子被告が現金を持って大阪市内の喫茶店に出向き、山口俊平容疑者に渡していたという。

 

光明殿をめぐっては、27年8月までの5年間に、法人税や消費税など計約2億1千万円を脱税していたことがすでに判明。

 

府警はこれらの脱税で得た金が3500万円の原資になった疑いもあるとみて、納骨堂運営をめぐる資金の動きを調べている。

 

山口俊平容疑者は事件当時、吉川組の幹部から四代目吉川組組長を継承し、山口組直系に昇格するにあたり、26年4月に大阪市中央区に組事務所を購入。

 

山口幸子被告から得た資金を充当していたとみられる。

 

また、山口組総本部に多額の現金を上納したともされる。

 

光明殿から他にも吉川組側に現金が流れた疑いがあり、府警は今後、少なくとも一部が山口組総本部に上納された可能性もあるとみて調べる。

 

光明殿を巡っては、法人税など計約2億1000万円を脱税したとして、大阪地検が山口幸子被告や法人としての同社を起訴している。

 

また、登記簿などによると、納骨堂を所有する大阪市天王寺区の宗教法人が15年以上にわたり、納骨堂の土地や建物などを担保に、光明殿から多額の融資を受けていたことが判明しており、山口幸子被告が「納骨ビジネス」で不正な利益を得ていた可能性が浮上している。

 

(暴力団ニュース)

 

大阪府警捜査4課は20日、ビル型の納骨堂「梅旧院光明殿」(大阪市浪速区)をめぐる脱税事件に絡み、特許の売買名目で山口組の直系組織に資金を流出させて宗教法人に損害を与えたとして、大阪地検が法人税法違反容疑で逮捕、起訴していた運営会社「光明殿」社長の山口幸子容疑者(63)=兵庫県芦屋市=を背任容疑で逮捕した。

 

府警は認否を明らかにしていない。

 

府警は幸子容疑者と共謀したとして、山口組の直系「四代目吉川組」組長で元夫の、吉村俊平こと山口俊平容疑者(68)=大阪市中央区=を17日に同容疑で逮捕していた。

 

捜査4課によると、幸子容疑者は俊平容疑者と共謀して2014年3月下旬、すでに期限が切れている仏壇に関する「特許権」の名目で宗教法人の梅旧院に現金3500万円を支払わせ、宗教法人に損害を与えた疑いがある。

 

この現金は運営会社が宗教法人に貸し付け、俊平容疑者に支払われていたという。

 

運営会社は宗教法人から納骨壇の販売業務などの委託を受ける形式をとっている。

 

同課は幸子容疑者が宗教法人でも一定の影響力を持ち、法人を隠れみのにして暴力団に資金提供を行ったとみている。

 

俊平容疑者は同時期に組長に就任したことから、現金は組事務所の購入費に充てていたとみられる。

 

梅旧院光明殿は1995年に建設され、永代供養をうたうビル型の納骨堂として注目を集めた。

 

15年8月期までの5年間の所得6億3355万円を隠し、法人税1億7053万円を免れたとして、大阪地検特捜部が幸子容疑者らを逮捕、起訴している。

 

(暴力団ニュース)

 

大阪地検は8日、ビル型納骨堂「梅旧院光明殿」の運営を巡り、暴力団に資金を流出させたとして背任容疑で逮捕された運営会社「光明殿」の女性社長(63)と、指定暴力団・山口組系「四代目吉川組」の組長(68)について、処分保留で釈放した。

 

地検は理由を明らかにしていない。

 

2人は共謀し、2014年3月、納骨壇に関する特許権を組長から購入する名目で、関連の宗教法人「梅旧院」から3500万円を引き出し、同法人に損害を与えた疑いで大阪府警に逮捕されていた。

 

社長は納骨堂を巡る法人税法違反罪などで起訴されており、脱税事件では引き続き勾留される。

 

(暴力団ニュース)

 

ビル型墓地販売会社「光明殿」(大阪市浪速区)の社長が暴力団に資金を提供したとされる事件で、大阪地検は25日、共に背任容疑で逮捕された社長の山口幸子被告(63)=法人税法違反罪などで起訴=と、元夫の山口組四代目吉川組組長(68)を不起訴処分とした。

 

地検は処分内容を明らかにしておらず「証拠を総合的に検討した」と説明している。

 

山口被告は2014年、特許の売買名目で関連する宗教法人を通じ組長に3500万円を提供したが、特許に価値はなく同法人に損害を与えたとして、背任容疑で11月に組長と共に逮捕されていた。

 

2人は今月、処分保留で釈放されていた。

 

(暴力団ニュース)

 

「梅旧院光明殿」

 

 

山口幸子容疑者と山口俊平容疑者

 




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