柔道はそもそも競技、スポーツ、武道として成立していない。

パリオリンピックの柔道で視聴者らから「意味のわからない反則が多くて面白くない」「ぜんぜん技がかからなくて見ていてつまらない」「指導の勝負になっている」という批判の声が上がっていました。

 

これはまったくその通りだと思います。

 

そもそも柔道は競技、スポーツ、武道として成立していません。

 

講道館柔道は明治15年に嘉納治五郎が天神真楊流や起倒流の中から投げ技や捨て身技だけを抜き出して作ったものでした。

 

当時の柔術家からは「講道館柔道は掴みあって投げ合おうというのはおかしい、そもそもの柔術は打撃(当身)などで崩して投げるものだ。講道館柔道のように投げ技だけで掴みあっていたら力勝負、体格勝負になる」と批判されていました。

 

そもそも天神真楊流柔術や起倒流柔術は打撃(当身)や武器を用いるなかで、投げ技も選択肢の一つとしてあるというものでした。

 

そもそもの柔術、柔道は上記のように打撃や武器があり、その中で投げもあるというものだったのです。

 

現在の総合格闘技の方がまだ本来の柔道、柔術に近いです。

 

嘉納治五郎自身もその批判についてはその通りであると認めていました。

 

現在のオリンピック柔道を見てもわかるように、ある程度、実力が伯仲してくると、お互いの技がかからず、牛の突きあいのようになります。

 

なのでパリオリンピックもゴールデンスコアの延長戦が異様に多くなったり、指導や反則決着が多くなったりするのです。

 

また柔道の礼儀作法なども明治以降の富国強兵、殖産興業の流れの中で軍国主義的な思想のもとに作られたものなのです。

 

武徳会などもその流れの中にありました。

 

したがって柔道の教えは日本の伝統でもなんでもなく、明治以降の修身的なものなのです。

 

そのためGHQは戦後に柔道が日本の軍国主義的天皇崇拝のもととなったということで禁止しました。

 

このようにそもそもの講道館柔道が本来の武道、柔道、柔術とはかけ離れたものであり、競技、スポーツとしても成立していません。




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