百十四銀行九条支店(大阪市西区)をめぐる不正融資事件で元支店長の木谷康敏と元暴力団組員の小川哲生と元九条支店課長代理の熊野宏昭を逮捕。
百十四銀行九条支店(大阪市西区)をめぐる不正融資事件で、大阪府警捜査4課は16日、会社法の特別背任容疑で逮捕状を取っていた元支店長の木谷康敏(55)=兵庫県西宮市=と、融資先グループ会社の実質的経営者で元暴力団組員の小川哲生(40)=住所不定=、元九条支店課長代理の熊野宏昭容疑者(38)=愛媛県新居浜市の3容疑者を逮捕したと発表した。
小川容疑者はグループ4社に融資された総額10億4800万円のうち、約2億5千万円を個人名義での不動産購入に流用していたことが判明。
府警は小川容疑者が融資の大半をグループ企業の業務と無関係に使っていたとみて実態解明を目指す。
逮捕容疑は、平成19年8月31日、小川容疑者が実質的経営者を務めるグループ会社3社に対し、
無担保で計1億3800万円を不正に融資し、銀行に損害を与えたとしている。
木谷容疑者は「回収できると思っていた」と容疑を否認し、小川容疑者は黙秘しているという。
府警によると、小川容疑者は堺市のマンション1棟約2億円と大阪府茨木市の一戸建て住宅約5千万円を個人名義で購入。
ほかに、知人女性のクレジットカード払いを肩代わりし、数回にわたって数百万円ずつ返済していたという。
また、小川容疑者は15日夜に堺市内で逮捕された際、カバンに数千万円の現金を所持しており、府警は融資金の残金を持ち歩いていたとみて裏付けを進める。
捜査関係者によると、九条支店は19年6月に、小川容疑者を連帯保証人としてグループ会社4社に計1億円を融資していたが、逮捕容疑の融資の前日にあたる8月30日に、小川容疑者は連帯保証人から外れた。
捜査4課はグループ会社を関連のない企業のように装い、融資枠を広げようとしていたとみている。
百十四銀行は明治11(1878)年に第百十四国立銀行として創立された香川県内最大の銀行。
東京、愛知、大阪、福岡など全国に支店を展開している。
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