カンボジア特殊詐欺グループのボスで工藤会長谷川組関係者の岡本大樹は中学時代から巣鴨の不良として有名だった(フライデー)

4月11日、カンボジアの特殊詐欺グループ19人が、警視庁に逮捕された。グループはNTTの職員を装って現地から日本に電話をかけ、『有料サイトに登録しているが、未納分の料金がある』と電子マネーを騙し取っていたとみられる。

 

「逮捕のきっかけは今年1月、カンボジアの日本大使館に寄せられた『ホテルで特殊詐欺をさせられ、外に出してもらえない。助けてほしい』というSOSメールでした。現地警察が高級ホテルを捜索し、日本人の男ら19人を不法滞在の容疑で確保。

 

彼らは4月11日に日本に送還され詐欺罪の容疑で逮捕されました。

 

同様の被害は昨年4月から少なくとも75件にのぼっています」(全国紙社会部記者)

 

この詐欺グループの″ボス″とされているのが岡本大樹(ひろき)容疑者(38)だ。

 

岡本容疑者は他のメンバーを軟禁状態にし、詐欺行為を強要するなど組織の中心的役割を果たしていたとされている。

 

実はこの岡本容疑者、日本にいた際には別の名を名乗っていた。

 

地元の知人が語る。

 

「地元は東京の大塚・巣鴨のあたりで、仲間内では『椎葉(しいば)大樹』という名前で通っていました。

 

いつ頃だったか、親の再婚か何かで苗字が『岡本』に変わったと記憶しています。

 

本人は昔から不良、いわゆる″半グレ″です。

 

送検の映像を見てすぐに『シーバじゃん!』とわかりましたよ」

 

岡本容疑者は身長190㎝はあろうかという巨漢で、両腕には入れ墨が入っている。

 

送検時には、鋭い目つきで周囲を睨(にら)みつけていたが、中学時代から地元では指折りの″ワル″として知られていたという。

 

「シーバは中学2年の頃に東村山から大塚の中学に転校してきました。

 

当時から巨漢だった上、あの目つきですからね。

 

マジメな生徒は誰も近寄りませんでしたよ。

 

不良とつるんでいて、学校にも来たり来なかったりでした」(中学時代の同級生)

 

中学を卒業すると、早くも犯罪行為に手を染めるようになったようだ。

 

岡本容疑者をよく知る地元の先輩が明かす。

 

「母親はシングルマザーで、飲食店勤務だったと聞いています。

 

たしか妹もいたはずです。

 

シーバは都内の高校に進学しましたが1年あまりで中退。

 

10代の頃はパンチパーマでしたね。

 

その後は定職にもつかずブラブラして、しばらくすると詐欺に手を出すようになったんです」

 

岡本容疑者は周囲に「後輩にコインロッカーからモノを運ぶ仕事を紹介したら、後輩が逮捕された」と話していたという。

 

「出し子みたいなことをさせたんじゃないですかね。詳しくはわかりませんが、当時から手下を使って詐欺の手伝いをやらせていたんでしょう」(同前)

 

酒好きでもあった岡本容疑者は、’14年に池袋の雑居ビルにバーを開業している。

 

店名は自身の苗字から取った『椎BAR』。

 

店は知り合いで繁盛したが、池袋ではたびたび泥酔する姿が目撃されていた。

 

「椎葉はいつもベロベロになるまで飲むタイプ。隠してはいたが、その頃には入れ墨も入っていました。

 

『椎BAR』は、資金繰りがうまくいかなくなって3年足らずで閉店しています」(バー関係者)

 

バーの経営難の背景には、岡本容疑者の散財があったようだ。

 

「毎日5万~6万円をキャバクラやガールズバーに使っていました。カネを借りまくって全然返さないので、地元では怒りを買っていましたね」(前出の知人)

 

借金を抱えた岡本容疑者が逃亡先として選んだのがカンボジアだったようだ。

 

’18年9月に国内で起きた詐欺事件で警視庁が逮捕状を取っていたが、’21年11月にカンボジアに出国。

 

19人を束ねて特殊詐欺を働いていたとみられている。

 

10代から犯罪行為に関わり、借金にまみれ姿をくらませた岡本容疑者。

 

これから長い時間をかけた贖罪が始まる。

 

『FRIDAY』2023年5月5日号より

https://news.yahoo.co.jp/articles/f4adb505bc018ef802590158d9952909c8fa8024

 




関連記事

no image

テキシア元会長の銅子正人被告に懲役8年・罰金200万円の判決。

架空の投資話で多額の資金をだまし取ったとして、詐欺と出資法違反の罪に問われた投資コンサルティング会社

記事を読む

no image

任侠山口組三代目北村組組員の楠本勇浩さんを射殺したとして神戸山口組山健組一勢会組員の菱川龍己を指名手配。

兵庫県警は16日、神戸市長田区で神戸山口組から離脱した任侠山口組三代目北村組組員の楠本勇浩さん(44

記事を読む

no image

宅見組若頭補佐二代目坂本組組長の加納龍二こと田畑元茂と元妻が持続化給付金などを騙し取ったとして逮捕(暴力団ニュース)

大阪府警は、新型コロナウイルスに関する支援金をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・神戸山口組二代

記事を読む

no image

稲川会山梨一家相談役の小林清一さんが自殺(NHKニュース)

6日、指定暴力団稲川会系の「山梨一家」の幹部の男性が昭和町の自宅で頭から血を流して死亡しているのを家

記事を読む

no image

NPO法人いちごいち笑の元代表理事の浅山圭史が「子どもゆめ基金」から95万円を騙し取ったとして逮捕。

子どもの健全育成を手助けするとして東京の独立行政法人が運営する「子どもゆめ基金」に水増し請求をするな

記事を読む

no image

飲食店から用心棒代30万円を受け取ったとして稲川会森田一家若頭の橋本努被告に懲役10カ月執行猶予3年の判決(暴力団ニュース)

静岡地裁(谷田部峻裁判官)は12日、風俗業者が営む社交飲食店から用心棒代を受け取った罪に問われていた

記事を読む

no image

Z李と添田詩織議員がトライハードとクラブ事情について論争。どちらが言っていることが正しいか。

Z李と添田詩織議員がトライハードとクラブ事情について論争していました。   添

記事を読む

no image

元工藤会幹部で中間市議の米満一彦が300万円を脅し取ったとして逮捕。

福岡県警は13日、太陽光発電所建設を巡り、工藤会との関係を示唆して、工事の発注元から現金約300万円

記事を読む

no image

瓜田純士さんが真面目で誠実であることの素晴らしさを語る。

瓜田純士さんが真面目で誠実であることの素晴らしさを語っていました。   「悪が

記事を読む

no image

山口組新宮南組幹部の上田英昭被告の逃走を手助けしたとして犯人隠避容疑で山口組倉本組舎弟頭南組組長の入田茂朗と同幹部の林耕平を逮捕。

平成11年に和歌山県新宮市で指定暴力団山口組系元組長代行が射殺された事件で、県警組織犯罪対策課と新宮

記事を読む







  • チャンネル登録はこちら

     

  • 神奈川県で教師をしていました。

    モデルや女優、レースクイーン、アイドルなど芸能界で働く女性、キャバクラや会員制ラウンジ、風俗、AVなど夜の仕事で働く女性、中高生、大学生、保育士、看護師、家出少女、児童養護施設の子どもたち、シングルマザー、ヤンキー、不登校生徒、外国人、帰国子女を中心に女性を幸せにするための国際NGOだいわピュアラブセーフティーネットをやっています。

    7000人以上の女性を幸せにしています。

    国際NGOだいわピュアラブセーフティネットは相談援助活動、心理カウンセリングなど女性のための総合ソーシャルワーク団体です。

    ジャーナリストです。

    24時間365日相談受付中。

    メール=fujio1121@yahoo.co.jp

    ライン=fujio1

    メディア出演・取材協力歴

    NHKスペシャル「女性の貧困」

    NHKクローズアップ現代「子どもはどこへ消えた」

    共同通信「U30のコンパス」

    米TIME誌「女性の貧困について」

    NHKスペシャル「若者失踪3万人」

    講演歴

    日本財団

    全国妊娠SOSネットワークさん

    支援企業

    英投資銀行バークレイズ

  • wpp header='人気記事ランキング' post_type='post,page' limit=50 range='daily' order_by='views' stats_views=0