弘道会十仁会VS神戸山口組スワット。山口組密殺集団の日常(日刊ゲンダイ)
公開日:
:
最終更新日:2023/04/05
ヤクザ・マフィア
神戸山口組系の組幹部を射殺した疑いで、6代目の出身母体「弘道会」傘下の3次団体組員・山本英之容疑者(32)が7日、岡山地検に送検された。
凶器の拳銃が発見されていないため「山本は身代わりでは?」といぶかる声もあるが、それより気になるのは暴力団が組織する“密殺集団”だ。
最近、弘道会内に存在する「十仁会」が注目された。
抗争が起きた際には銃器を持って戦う秘密組織。
都市伝説のように語られてきたが、実在するという。
暴力団に詳しいジャーナリストの鹿島一男氏によると、十仁会はもとは組長の警護役を務めていたが、抗争勃発のときに相手の幹部を狙う使命を帯びるようになった。
一種の密殺集団で、ヤクザ社会に平和状態が続いたため長らく活躍の場を与えられなかったが、昨年の分裂騒動以来、再構築に動きだしたそうだ。
「敵対する神戸側の中核である山健組には昔から『スワット』という組織があります。2次団体、3次団体の組長の推薦を受けた組員が総本部で寝起きして幹部を警護。
いざというとき、敵の幹部を狙う組織です。メンバーは30代が中心で、20~30人ほど。
度胸と技量が備わっていないと途中でお払い箱になるなど人選が厳しい。
彼らはいつも本部の奥に控えていて、特別な組織であることを警察や敵対組織に悟られないよう、部屋住みの若手組員と同じ洋服を着ている。
以前、スワットの人に話を聞いたら“月給は約100万円”と言っていました」(鹿島一男氏)
総本部の建物内にはトレーニングルームがあり、スワットのメンバーはそこで体を鍛えている。
往来をジョギングするのはご法度だ。
組長の移動の際は3、4台の護衛の車の1台に乗り、目的地に先回りして安全を確認するのも任務のひとつ。もちろん拳銃の扱いにも慣れている。
「暴力団は主に米国の射撃場で訓練し、国内では群馬県の山奥や富士山周辺のライフル射撃場を使っているようです。
山奥は人が来ないし、射撃場は銃声がしても警察に通報されないからです。
彼らが使うのはリボルバー拳銃で弾丸は直径9ミリが多い。
弾詰まりの心配がないからでしょう」(銃器犯罪評論家の津田哲也氏)
スワットは秘密が漏れないよう、メンバーの入れ替わりを抑えている。
「30代が中心なのはヤクザの経験を積み、度胸が据わるまでに時間がかかるから。
人間を撃つとき手が震えていたら命中させられません。
交代で休みも取りますが、いつでも出動できるよう、あまり酒を飲みに出ない。
メンバーは“カネは貯まるけど、息苦しい”と笑っていました」(鹿島一男氏)
抗争が本格化すれば、彼らに出動命令が下るのかもしれない。
(日刊ゲンダイ2016/6/10)
関連記事
-
-
鹿児島市の小桜一家組員の久木田次郎がコロナ特例貸付を申し込んだとして逮捕。
鹿児島県警組織犯罪対策課などは1日、新型コロナウイルス対策の貸付制度を悪用し、県社会福祉協議会から現
-
-
大阪市阿倍野区の6代目山口組章友会会長の新井錠士(松岡錠士)の闇金事件の差し戻し審が結審。
大阪市阿倍野区の6代目山口組章友会会長の新井錠士(松岡錠士)の闇金事件の差し戻し審が結審しました。
-
-
稲川会組員の中尾亮達が小田原市内の80代の女性からキャッシュカードを騙し取り現金を引き出したとして逮捕(暴力団ニュース)
神奈川県警は、小田原市内に住む80代の女性からキャッシュカードをだまし取り、現金を引き出し盗んだとし
-
-
任侠山口組四代目本江組が解散。
富山県警は28日、射水市の任侠山口組四代目本江組が解散したと発表しました。
-
-
神戸山口組英組本部長恭翔会会長の金子一翔さんが豊平区の月寒川で変死体で発見される。
神戸山口組英組本部長恭翔会会長の金子一翔さんが豊平区の月寒川で変死体で発見されました。 &nb
-
-
山口組弘道会福島連合組員の今裕哉と住吉会幸平一家組員の柏原勇太が高齢男性から500万円を騙し取ったとして逮捕。弘道会福島連合事務所を家宅捜索。
2019年06月28日までに、六代目山口組三代目弘道会福島連合組員の今裕哉(26・住所不定)、住吉会
-
-
足立区大谷田の山口組系幹部の齋藤勉が自宅の庭に拳銃と実弾を所持していたとして逮捕。
自宅に拳銃と実弾を隠し持っていたとして、県警暴力団対策課などは6日、銃刀法違反容疑で、東京都足立区大
-
-
新所沢のキャバクラ経営者や従業員3人が辞めた従業員を暴行して金銭を奪ったとして逮捕。
新所沢のキャバクラ経営者や従業員3人が店を辞めた従業員の男性を駐車場で暴行してお金を奪ったとして逮捕
-
-
双愛会組員の金森武美ら3人が横浜市南区井土ケ谷下町の路上で80代の男性を暴行したとして逮捕。
神奈川県警南署は20日、80代の無職男性を殴るなどして顔にけがを負わせたとして、双愛会組員の金森武美
-
-
山口組弘道会高山組幹部清心興業組長の棚町勝利と会社員の蜂谷誠が名古屋市中区と岐阜市のホストクラブやバーの経営者4人から用心棒代として現金30万円を受け取ったとして逮捕。3300万円以上を徴収(朝日新聞)
名古屋市や岐阜市の風俗店から用心棒代を受け取ったとして、愛知県警は1日、指定暴力団山口組弘道会高山組