山上徹也容疑者と同じ銃をアメリカの銃のプロのユーチューバーが作った結果(週刊フラッシュ)

7月8日に発生した安倍晋三元首相の銃撃事件。

 

逮捕された山上徹也容疑者は、自作した銃を使用して凶行におよんだ。

 

火薬を調合するためにわざわざ倉庫を借り、何度も試射をおこなったと供述しているが、はたして一般人が銃を自作することなど可能なのだろうか。

 

疑問に思う人は多いようで、「“日本の総理大臣” を殺したパイプ銃の実験」と題する動画をYouTube上に公開する人物が現れた。  

 

動画をアップロードしたのは、アメリカ人のブランドン氏。普段からさまざまな銃火器を紹介しているYouTuberで、登録者は200万人を超える。  

 

動画の冒頭でブランド氏は、「あくまで教育目的、実験目的で山上容疑者の銃を再現する。決してマネしないように」と注意喚起したうえで、報道された山上容疑者の銃の写真を元に、通販サイト・Amazonでわずか210ドルで材料をそろえた。  

 

火薬を調合し、電気式の雷管をセット。木の板に鉄パイプを2本ならべてビニールテープで固定すると、山上容疑者のものとそっくりの “銃” が完成した。

 

弾薬は大小さまざまなボールベアリングだ。  

 

ブランドン氏は、その銃を持って「シンゾーがここに立っているとして……」と事件現場の様子にも触れながらその威力をテスト。  

 

1度めの実験では、銃口の反対側にある留め具が吹き飛び、銃を固定していた土嚢すら吹き飛ぶ結果に。

 

火薬量を抑えた2度めの実験でも、銃身が爆発の反動で後方へ吹き飛んだ。

 

いずれも、ターゲットのボトルや缶は粉々になった。

 

「決して完璧ではないが、少なくとも “目的” を果たすことはできました。どんなに銃を規制したところで、邪悪な人々はこの “銃” のように、その手段を見つけ出すことができるんです」 とブランドン氏は締めくくった。  

 

この動画は、本誌が確認した時点で50万回以上再生されていたが、規約違反を理由に現在は削除されている。

 

「実際に山上容疑者が使用した銃は、吹き飛ぶこともなく、2度も真っすぐ発射できました。“銃のプロ” が挑戦して失敗したわけですから、山上容疑者がどれほど緻密に研究していたかわかる内容です。

 

山上容疑者は10回以上も山中で試射を重ねたと証言しています。

 

ブランドン氏のような事態にならないよう、火薬量を微調整し、パイプの強度も確認してきたのでしょう」(社会部記者)  

 

銃を自作することへのあまりに強い執念。

 

その実行力をもっと健全な道で活かすことはできなかったのだろうか。

 

(週刊フラッシュ)




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