大和彩さんの「失職女子」読んだけど全く必死さが伝わってこない。セックスワーカーを見下しすぎ!!

公開日: : 最終更新日:2017/04/20 本・漫画・書評, 社会, 貧困

 

 

大和彩さんの失職女子読んだけど、ところどころで風俗をバカにする記述が出てくるね。

 

生活保護を受給するまでの経過なら、そこにいちいち風俗がどうとか割り切りがどうとか持ち出す必要は全くないと思う!

 

本の中で頻繁にセックスワーカーを貶める発言が出て来る「売春するしかない」とか「売春を検討するほど」とか「最低ラインである売春婦にならない」 著者自身が風俗嬢やワリキリを行っている女性を見下しているからだろう。

 

あとで取り繕っていてもそうでないとこういう記述はできないと思う。

 

大和さん自身、社会学が好きで「最後の色街飛田新地」とか荻上チキさんの「彼女たちの売春」なんかを読んでいるから、貧困=風俗と結びついているし、また荻上さんが書いてる内容なんかも現場の感覚とはぜんぜん違うものがということを理解できていない。

 

この著者が疑問なのは、本を読んでも必死さがぜんぜん伝わってこないんですよね。

 

なんか社会学かぶれの人がフィールドワークで生活保護貰えるまでを書いてみました的な軽さがあります。

 

だって生活保護とは何かを調べに図書館行って、荻上チキの「セックスメディア30年史」読んでるんだから(笑)

 

この人はたぶんそんな必死さなかったんじゃないかなと思います。

 

だって本当に必死な人がツイッターにトイレットペーパー送ってくださいとかツイートしないと思いますけどね。

 

それに著者自身述べてますが、派遣や契約社員を鼻から嫌がってますし、仕事を選ぶ第一が「安定」っておかしいでしょう!

 

本当に必死だったら、派遣でもアルバイトでもいいから始めようとなりますよ。

 

面接100社落ちるのも著者のフィールドワークだったんじゃないかと感じてしまいます。

 

さっきも書いたけど、本の中で引用される本がおかしいんですよね(笑)

 

「最後の色街飛田新地」とか荻上チキの「セックスメディア30年史」とか「彼女たちの売春」とか(笑)

 

「生活保護受給マニュアル」とかも引用してますがそういうのはわかりますよ。

 

だけどなんで「最後の色街飛田」や「彼女たちの売春」が出て来るのが意味不明です。

 

それってこの著者の中に風俗嬢やセックスワーカーの方たちを「売春婦」と見下してるところがあったってことだし、飛田新地で働く女の子は貧困でしかたなくやってるとか風俗は貧困者が行くものだっていう決めつけがあったからなんですよ。

 

それは西原理恵子さんを例に出して本人も認めてますが。

 

実際現場から言わしてもらって、荻上チキとかが書いてる「彼女たちの売春」とか嘘ばっかりのでたらめですからね。

 

統計取ったとか言ってますが、アンケートに売春やってる子がその通り書くわけないじゃないですか。

 

そこをわかってない時点でもうダメですよ。

 

そういう荻上チキとかの情報をうのみにして、セックスワーク=貧困の最底辺ラインみたいに思いこんでるから、ツイートがセックスワーカーの方からの大批判で炎上してしまうんです。

 

まず生活に困ったら、生活保護を受給する! そこにいちいち「風俗」がどうとか「売春」がどう考えなくていいんですよ。 これは男も女も関係ないです。

 

困ったらすぐ生活保護の受給です!

 

もし生活保護が通るか心配とか言う人いたら、俺が通します!!

 

生活保護を受けましょう!!

 

生活保護は俺が役所に言って通すし、家はこっちで保証人用意して審査通します。

 

仕事も用意します。

 

本当に困ったら俺に言ってください。

 

なんとかします!!

 

43306528




関連記事

no image

大手だから良い!高級だから良い!というわけではない。自分が一番になれるフィールドで戦わないといけない。

AV、キャバクラ、風俗なんでも高級や大手だから良いということはない。   一

記事を読む

no image

青木政憲はイルミナティに洗脳されていたか。

フラッシュに事件の日の夕方に3人組の男性が政憲の家に訪ねていたと書かれていました。  

記事を読む

no image

特殊詐欺事件に関与したとして寺島春奈を逮捕(フジテレビ)

日本人の男らが強制送還された一連の特殊詐欺事件に関与したとして、指名手配されていた日本人の女が、フィ

記事を読む

大阪府吹田市片山町で母親が子ども2人をマンションから突き落とす(関西テレビ)

大阪府吹田市片山町で母親が子ども2人をマンションから突き落としました。   大

記事を読む

no image

株式会社「Angel Box」社長の船越洋平と神戸市の「アドヴァンス工業」社長の樽本貴司と取締役の萩原啓三、山本祐也の4人がコンゴ民主共和国の採掘事業の出資をうたって100人から数十億円を集めたとして逮捕。

「アフリカで行っている銅などの採掘事業に投資すれば、元本保証したうえ出資金が倍になる」とうたい、4億

記事を読む

no image

NHKプロフェッショナル仕事の流儀で銀座のクラブのママを特集。

NHKプロフェッショナル仕事の流儀で銀座のクラブのママと文壇BARのママを特集するようです。

記事を読む

no image

北千住フィールドワーク

北千住にフィールドワークに行きました。   北千住には初めて行きましたが、初め

記事を読む

税理士で不動産業をシノギとする69歳のヤクザに28歳の風俗嬢が日本酒に大量のシャブを入れられ殺害される。

渋谷区の青山の犯人宅で税理士で不動産業をシノギとする69歳のヤクザ石原信明に28歳の風俗嬢の五十嵐友

記事を読む

no image

Google、Apple、IBMが就職の条件から「大学卒」を撤廃。中卒だろうが何だろうが能力あれば就職できるように。

Google、Apple、IBMが就職の条件から「大学卒」を撤廃。中卒だろうが何だろうが能力あれば就

記事を読む

no image

子どもの貧困から大人の貧困問題へと繋がるか?

湯浅誠さんなんかは子どもの貧困問題から大人の貧困問題へと世間の関心がつながるって言ってるけど、いつま

記事を読む







  • チャンネル登録はこちら

     

  • 神奈川県で教師をしていました。

    モデルや女優、レースクイーン、アイドルなど芸能界で働く女性、キャバクラや会員制ラウンジ、風俗、AVなど夜の仕事で働く女性、中高生、大学生、保育士、看護師、家出少女、児童養護施設の子どもたち、シングルマザー、ヤンキー、不登校生徒、外国人、帰国子女を中心に女性を幸せにするための国際NGOだいわピュアラブセーフティーネットをやっています。

    7000人以上の女性を幸せにしています。

    国際NGOだいわピュアラブセーフティネットは相談援助活動、心理カウンセリングなど女性のための総合ソーシャルワーク団体です。

    ジャーナリストです。

    24時間365日相談受付中。

    電話相談も受付中です。

    メール=fujio1121@yahoo.co.jp

    ライン=fujio1

    メディア出演・取材協力歴

    NHKスペシャル「女性の貧困」

    NHKクローズアップ現代「子どもはどこへ消えた」

    共同通信「U30のコンパス」

    米TIME誌「女性の貧困について」

    NHKスペシャル「若者失踪3万人」

    講演歴

    日本財団

    全国妊娠SOSネットワークさん

    支援企業

    英投資銀行バークレイズ

  • wpp header='人気記事ランキング' post_type='post,page' limit=50 range='daily' order_by='views' stats_views=0