「重要なのはコミュニティ、居場所ではなく1対1の関係構築」

公開日: : 最終更新日:2018/10/20 NPO, 女性, 少女, 政治, 教育, 社会, 福祉, 若者

なぜ息苦しい社会は変わらないのか?社会に居場所を見つけられない若者はどのようにつながりを作ればよいのか?

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54651

 

「コミュニティ(居場所)なんてクソですよあんなの。最悪だよ。コミュニティじゃなくて、重要なのは1対1の関係構築だけなのに。」

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54677

 

作家の小野美由紀さんと東大教授の安富歩さんが対談されています。

 

安富先生の言ってることはまさにその通りだと思いましたね。

 

近年の「地域偏重」「コミュニティ」「居場所」を連呼する行政や厚労省、NPOへの違和感がなぜおこるのかがよくわかりました。

 

結局は地域やコミュニティ、居場所なんてものはシステムでしかないということですね。

 

せっかく会社や学校などのシステムから逃れて別のコミュニティ、居場所にやってきたのに、今度はそこのシステムに搾取されてしまいます。

 

行政や民間、地域の作るコミュニティ、居場所の何がダメなのか?

 

それは結局ユートピアを再構築し続ける社会になってしまうということですね。

 

オーウェルの「動物農場」のような。

 

安富先生は「コミュニティ(居場所)なんてクソですよあんなの。最悪だよ。コミュニティじゃなくて、重要なのは1対1の関係構築だけなのに。」と言われています。

 

安富先生のなるほどと思った言葉を紹介します。

 

「コミュニティなんてものは実体化された幻想に過ぎない。そんなものは本当に存在しない。あるのはあなたを中心とした個々の人間関係だけ。」

 

「コミュニティを優先すると犠牲になるものがたくさんある。」

 

「ありもしないものを想定して貢献してとやりだすと人々は正しい評価という幻想を追い求めるようになる。」

 

「偶然の出会いが大事。システムが配置している同級生とか会社の同僚はたまたまではない。そうじゃなくて旅先での出会いとか、ネットでたまたま知り合ったとかそういう偶然の出会いが大事。」

 

「友達を作るには旅が大事。でも友達作りを目的にしてはダメ!」

 

「コミュニティやシステムといった幻想をやめる。」

 

「周囲の人々との個々の良い関係性を強化して、悪い関係性を断ち切るだけを考える。そうすればあなたの中心とする社会は健全になっていく。」

 

「自分の周りに社会を作るには、自分が支える相手と支えられる相手がいる。助け、助けられることが必要。」

 

これは本当にその通りだと思いますね。

 

大事なのは「1対1の関係」であって、「地域」や「コミュニティ」や「居場所」ではないですね。

 

コミュニティがなくても1人で生きていける強さこそが一番大切だと思います。




関連記事

no image

朝日新聞の記者は風俗=「最悪の象徴」、「卒業させるべきもの」という非常に狭い認識しか持てていないと思います。

SWASHの要由紀子さんと電話。   真にセックスワーカーのために活動してい

記事を読む

no image

参政党の事務局長の神谷宗幣さんが統一教会を擁護。

参政党の事務局長の神谷宗幣さんが統一教会を擁護していました。   参政党は統一

記事を読む

尾崎豊のダンスホールは悲しい歌ではないと思う。尾崎豊は少女をかっこよく肯定的に描きエールを送っていた思う。

ある人がお勧めされていて、尾崎豊さんのダンスホールを初めて聞きました。  

記事を読む

デイジー社のブランドG&Rが海外の高級ブランドのパクリだという指摘はおかしい!

現在、デイジー社のブランドG&Rが海外の高級ブランドセルフポートレートのパクリだと指摘されて

記事を読む

no image

少女を児童養護施設や児童相談所、昼の世界につなげることが支援ではない!!

NPO法人BONDの橘さんやcolaboの仁藤さんに違和感があるのは、少女への認識の誤りもあるけど、

記事を読む

no image

しゃぶしゃぶ「木曽路」のパワハラ被害が23パーセント。殴る蹴るも(週刊文春)

しゃぶしゃぶ・日本料理でお馴染みの飲食チェーン「木曽路」。   同社の労働組合

記事を読む

no image

発達障害・精神障害の人にとってのベストな生き方は何か?

発達障害・精神障害の人にとってのベストな生き方は何か?   発達障害・精神障害

記事を読む

no image

なんで日本人はこんなクズが多いんですか?

ヤフー記事のヤフーコメントなんか見てもほんとにどのことでも誹謗中傷してるやつがたくさんいます。

記事を読む

no image

誤解

NGOの交流会に参加していきました。   私「普段はどんなお仕事をされてるん

記事を読む

no image

「子どもの貧困」という言葉は廃止した方がいい。

  これは本当にその通りですね。   そもそも「こども

記事を読む







  • チャンネル登録はこちら

     

  • 神奈川県で教師をしていました。

    モデルや女優、レースクイーン、アイドルなど芸能界で働く女性、キャバクラや会員制ラウンジ、風俗、AVなど夜の仕事で働く女性、中高生、大学生、保育士、看護師、家出少女、児童養護施設の子どもたち、シングルマザー、ヤンキー、不登校生徒、外国人、帰国子女を中心に女性を幸せにするための国際NGOだいわピュアラブセーフティーネットをやっています。

    7000人以上の女性を幸せにしています。

    国際NGOだいわピュアラブセーフティネットは相談援助活動、心理カウンセリングなど女性のための総合ソーシャルワーク団体です。

    ジャーナリストです。

    24時間365日相談受付中。

    メール=fujio1121@yahoo.co.jp

    ライン=fujio1

    メディア出演・取材協力歴

    NHKスペシャル「女性の貧困」

    NHKクローズアップ現代「子どもはどこへ消えた」

    共同通信「U30のコンパス」

    米TIME誌「女性の貧困について」

    NHKスペシャル「若者失踪3万人」

    講演歴

    日本財団

    全国妊娠SOSネットワークさん

    支援企業

    英投資銀行バークレイズ

  • wpp header='人気記事ランキング' post_type='post,page' limit=50 range='daily' order_by='views' stats_views=0