岡崎京子さんは男性社会の女性性を逆に利用する強く美しい女性を描こうとした。

公開日: : 最終更新日:2016/01/17 女性, 少女, 書評, 社会

ただ岡崎京子さんが描こうとしたリアルな東京、リアルな少女に関しては今読んでもまったく古びることがない。

 

岡崎京子展でも入口に書かれていた 「いつも一人の女の子のことを書こうと思っている。いつも。たった一人の。一人ぼっちの。一人の女の子の落ちかたというものを」

 

「ヘルタースケルター」で描かれた「女性の外見上の美しさ」を求められる社会。

 

今も「女子力」の高さを求められる社会は変わっていない。

 

主人公は芸能プロダクション社長などに利用されて整形させられ美しい女性への変貌させられる。

 

またあらゆる人脈もできてくる。

 

岡崎京子さんはヘルタースケルターで、自分を整形させて売り込んでいく芸能プロダクション社長などを逆に利用して美しくなっていく強い女性を描こうとした。

 

ヘルタースケルターの中で主人公りりこにこう語らせている「あたしはあたしがつくったのよ。」

 

日本社会はまだまだ男性社会で、女性は男性の価値基準のもとに生きることを強制されている。

 

男性は頭がキレる女性よりも少しおバカで若い女性が好きだし、美しい女性が好き。

 

岡崎京子さんはじゃあそこに乗っかって、逆に利用してやろうじゃないかという女性を描いた。

 

ピンクで描かれた昼はOL、夜は風俗嬢をしながらワニを買っている主人公。

 

OLだけでは満たされない、欲しいものは欲しいという女性らしさが描かれてると思う。

 

この辺は鈴木涼美さんの「夜のオネエサンの愛と幸福論」でも冒頭で書かれた「シャネルに囲まれて独りぼっちで夜を過ごすのは嫌だし、だけどどんなに働いてもシャネル一つ変えないのはもっと嫌だし、高い服を着たいし、高い商品でありたいし、愛してくれないと嫌で、愛してくれるだけじゃ嫌なのだ」というのと近いと思う。

 

岡崎京子さんは男性が求める女性性を逆に利用してやろうじゃないかという強くしたたかで美しい女性観が感じられる。

 

この辺の価値観は現代の女性(特に夜の女性)には共感できるところではないだろうか。

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