「リップルトレードジャパン」代表の竹中優樹が顧客から1億円を騙し取ったとして逮捕。
公開日:
:
最終更新日:2023/11/23
特殊詐欺
仮想通貨「リップル」の取引をめぐり、顧客から現金をだまし取ったとして、警視庁サイバー犯罪対策課は18日、詐欺の疑いで、取引所「リップルトレードジャパン」代表の竹中優樹容疑者(31)=京都市山科区勧修寺西金ケ崎=を逮捕した。
大筋で容疑を認めているという。
リップルの取引所の摘発は全国初。
仮想通貨リップルの正式名称は「XRP」で、米国のベンチャー企業が発行。
このベンチャー企業に米IT大手「グーグル」が出資したり、国内銀行がリップルを利用した国際送金網への参加を表明したことなどから注目が高まっている。
取引所は顧客から現金を受け取り、リップルの取引に必要な「IOU」と呼ばれるインターネット上の債権を発行。
顧客はIOUの保有分に応じてリップルに交換したり、保有するリップルを現金に換えて払い戻したりできる。
逮捕容疑は27年3月、RTJ社が実質的に破綻し、返金する能力がなかったにもかかわらず、リップルの取引をしようとした宮城県の男性(41)から現金140万円を預かり、だまし取ったとしている。
竹中容疑者は同様の手口で40人以上から計約1700万円を詐取した疑いがある。
捜査関係者によると、竹中容疑者は架空のIOUを自分宛てに発行し、現金など1億円以上を受け取っていた疑いもあるといい、同課はこうした取引の経緯などについても捜査する。
(参考:産経新聞)
仮想通貨「リップル」の取引をめぐる詐欺事件で、取引所経営の竹中優樹容疑者(31)=詐欺容疑で逮捕=が顧客からの預かり金を外国為替証拠金取引(FX)などの投資に流用し、6千万円近い損失を出していたことが捜査関係者への取材でわかった。
捜査関係者によると、竹中容疑者は2014年5月に「リップルトレードジャパン」(浜松市中区)を設立して1人で運営。
顧客から金を預かって、リップルと交換できる「IOU」(電子借用証書)を発行する一方、同年秋ごろから複数回、預かり金の一部をFXなどの投資に流用し、同社が破綻(はたん)状態になった15年3月までに6千万円近い損失を出していた。
預かり金は遊興費にも充てていたという。
竹中優樹容疑者(31)
関連記事
-
世田谷区の浜田主が特殊詐欺の受け子と大麻所持で逮捕。
特殊詐欺の受け子として逮捕されていた男が、大麻所持の容疑でも再逮捕されました。
-
ルフィ関係の特殊詐欺事件で新たに札幌市中央区の伊藤澪と愛知県津島市の水島博喜を逮捕(共同通信)
各地で相次いだ広域強盗事件で「ルフィ」などと名乗り、犯行を指示した疑いがある男らが率いたフィリピン拠
-
インフルエンサーのゆりにゃが特殊詐欺の広告を掲載。多数の人が被害。
インフルエンサーのゆりにゃが特殊詐欺の広告を掲載しました。 今年9月、ゆり
-
無職の津末慎が同級生の父親から145万円を騙し取ったとして逮捕。
家出中の同級生を装い、同級生の父親から振り込め詐欺で145万円をだまし取ったとして、警視庁は、住所不
-
大阪市生野区のベトナム食料品店の実質経営者でベトナム人のレ・ドゥック・ロンら2人がカード会社から56万円を騙し取ったとして逮捕。
NTTドコモの電子決済サービス「d払い」の不正利用で架空決済を繰り返し、カード会社から約56万円をだ
-
不動産会社経営の木下浩次が5人の女性から1億円を騙し取ったとして逮捕。
マッチングアプリで知り合った女性2人に対し、結婚をほのめかしたうえで、一緒に住むマンションの購入資金
-
東京都港区の坂本昂洋(33)ら9人がドバイのマーケットピークの不正勧誘で逮捕。被害の大学生「男らに囲まれて逃げられなかった」(読売テレビ)
東京都港区芝浦の坂本昂洋(33)ら9人 暗号資産(仮想通貨)への投資を不正
-
東京海上日動あんしん生命保険元社員の加屋野一建と自営業の田辺浩一が4000万円を騙し取ったとして逮捕。
生命保険の解約払戻金など約4000万円を詐取したとして、大阪府警は16日、詐欺容疑などで、東京海上日
-
住所不定の無職の石川晃規(27)が高齢男性からキャッシュカードを騙し取ろうとしたとして逮捕(産経新聞)
住所不定の無職の石川晃規(あきのり)(27) 警察官をかたり、高齢男性から
-
饗庭元と佐藤拳太が闇バイトの報酬を受け取りに来た男性を暴行してスマホを奪ったとして逮捕。
闇バイトの報酬を受け取りに来た男性に暴行しスマートフォンを奪ったなどとして、21歳の男ら2人が逮捕さ