江戸川区の元運送会社役員の栩野雅晴さんを殺害して遺棄したとして元山口組系幹部の野崎稔ら3人を逮捕。
静岡県富士市の山林で平成18年10月、東京都江戸川区の元運送会社役員の栩野(とちの)雅晴さん=当時(66)=の遺体が見つかった事件で、警視庁捜査1課は21日、死体遺棄の疑いで、実行犯リーダー格の元山口組系幹部の野崎稔被告(50)=強盗罪などで起訴=と仲介役の山口組系関係者の喰田康裕被告(41)=出入国管理法違反罪で起訴=ら3人を逮捕した。
ほかに当時の会社社長(71)ら3人の逮捕状を取り、同日中にも逮捕する方針。
栩野さんは会社で投機目的の不動産取引を担当し、利益を元会社社長と折半していたが、失踪(しっそう)直前に千葉県内の土地の名義などをめぐり、激しく対立していた。
捜査1課は、元会社社長が栩野さんを強盗団に襲われたように見せかけて殺害することを画策し、喰田容疑者らを通じ、野崎容疑者に依頼したとみて全容解明を進める。
調べでは、寺岡容疑者らは18年9月7日ごろ、栩野さんの遺体を富士山麓の山林に捨てた疑い。
元会社社長は任意の事情聴取に栩野さん失踪への関与を否定し、「栩野さんには失踪3日前に800万円、失踪当日にも800万円を渡した。栩野さんは1600万円の現金を持ち歩いていたはずだ」と説明していた。
一方、別の強盗事件で逮捕された男らの供述から、野崎容疑者ら実行犯が浮上。
野崎容疑者は昨年4月、他人名義のパスポートで中国に逃亡したが、今年9月に不法滞在で現地の公安当局に身柄を拘束された。
日本に移送後、別の強盗事件で神奈川県警に逮捕され、栩野さん殺害を全面的に認める上申書を提出していた。
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