浅草妙清寺事件の真相を考察。CIAによるエージェントの口封じ事件。
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最終更新日:2025/11/16
ヤクザ・マフィア, 陰謀・謀略・未解決事件・冤罪事件
「浅草妙清寺事件事件概要」
1956年3月6日浅草妙清寺で住吉一家の葬儀が執り行われていました。
住吉一家の各組織も葬儀に出席していました。
妙清寺の場所は浅草と稲荷町、上野のちょうど中間地点になります。
住所は台東区東上野6丁目ですね。
そこに住吉一家向後睦会の向後平組長が子分数人と乗り込み、住吉一家大日本興業組長の高橋輝男会長と大日本興業組員に向かって銃を乱射しました。
大日本興業側も向後平組長に応戦して銃を乱射しました。
向後睦会と大日本興業が浅草妙清寺で激しい撃ち合いとなりました。
大日本興業側は高橋輝男会長が心臓を撃ち抜かれて即死しました。
桑原優専務が下腹部に5発の銃弾を浴びて死亡しました。
向後睦会側は向後平組長が下腹部に数発の銃弾を浴びて死亡しました。
この時に住吉一家総長の阿部重作総長が止めに入った時に右手中指を撃たれて負傷しています。
「向後睦会向後平組長」
名古屋出身で、戦前に住吉一家総長の阿部重作から盃をうけました。
昭和24年(1949)、向後は阿部の東京芝浦事務所の責任者から高円寺へ住まいを移し、その後は中央線沿線の新宿、八王子、埼玉の大宮まで手を伸ばしていきました。
「もっともヤクザらしいヤクザ」と言われ、昔ながらの力でのし上がるヤクザでした。
阿部重作の本流に位置し、阿部の跡目をうかがう立場でもありました。
向後平組長は大日本興業の高橋輝男会長よりも6歳年上にあたりました。
高橋の兄貴分であった浦上信之と向後は同年代でした。
「大日本興業高橋輝男会長」
高橋輝男の兄貴分の浦上信之の一派は終戦直後の銀座のダンスホール、ビアホール、バー、社交喫茶、小料理屋などのほとんどのお店の用心棒を勤め、「銀座警察」の異名をとっていました。
浦上一派には、大日本興行を設立した高橋輝男をはじめ、後に都議会議員となった荒木由太郎、泥谷直幸など多彩な人材がいました。
高橋輝男は戦前、目黒祐天寺の不良少年で「祐天寺の輝」の異名をとっていました。
戦後は銀座に出てすでに芝浦一門であった浦上と出会いその舎弟となったことが縁で、阿部重作の盃をもらって住吉一門となりました。
高橋輝男は浦上一派の中心メンバーとなりました。
高橋輝男は博徒、みかじめ料をシノギとする伝統的な古いタイプのヤクザではなく、銀座で「秀花園」という貸植木業、バーなどにおろすおつまみの工場、寿司屋、さらには九州別府で「九州硫黄」という硫黄鉱山や、神田の青果市場である「一元青果」、映画製作など多彩な事業を手掛けました。
高橋輝男は現代ヤクザの先駆けと言われています。
多彩な事業を営む高橋輝男が昭和27年(1952)に格闘技の興行会社として設立したのが、大日本興行です。
大日本興行は世界フェザー級チャンピオンのサンデー・サドラーを呼んだり、金子繁治とエロルデの東洋選手権の興行を行ったりしました。
「浅草妙清寺事件の影響」
向後と高橋という住吉一家を支える有望な幹部を失い、幹部数十名が逮捕され、内部対立の火種を残し、さらには警察当局の執拗な検挙取締りによって、住吉一家は大きな試練となりました。
住吉一家の阿部はこの事件を教訓として、昭和33年(1958)に住吉一家を含む関東の博徒・テキヤ・愚連隊など二十八団体を結集して連合組織としての「港会」を結成しました。
「その後の向後睦会」
向後初代の死後、向後一門は筆頭舎弟であった浜本政吉を中心として結束し、高円寺の部屋頭であった西口茂男が二代目を、三代目は早川守、四代目は熊川邦男、五代目は加藤孝次郎と承継されています。
この向後・浜本一門の系譜は、西口をはじめとして、林勇太郎、金子幸市、五十嵐孝、熊川邦男、中村勝年、天野桂三など住吉会を支える人材を輩出しています。
「その後の大日本興業」
高橋初代の死後、大日本興行は二代目高橋伸治、三代目伊藤嘉彦(破門により抹消)、三代目松戸一郎と承継されています。
また一門からは、鈴木龍馬、小林楠扶、福田晴瞭など住吉会を支える人材を輩出しています。
「真相考察」
この事件は警察発表では表向きはプロレス、ボクシング、芸能などの興業利権を巡る争いとされています。
これは表向きの理由で本当の理由は違うと思います。
大日本興業の高橋輝男会長の背後にはCIAの存在がありました。
銀座に進出したCIAエージェントで町井一家(東声会)の町井久之と高橋輝男は親密な関係にありました。
また同じくCIAエージェントの右翼三浦義一を高橋は兄貴分と慕っていました。
住吉一家総長の阿部重作も児玉誉士夫などCIAエージェントとの深い関係がありました。
それらの関係もあり大日本興業の高橋輝男は自民党など政財界の裏の仕事、GHQの裏の仕事を担う存在となっていたのです。
高橋輝男はGHQのG2トップのウィロビーの指令を受けて三浦義一と共にGHQのGS(民政局)のケーディス大佐のスキャンダル工作に関わっていました。
ただし政財界の闇の任務を多く行うことで裏の情報を知りすぎたために、CIAが口封じのために、向後平をけしかけて大日本興業の高橋輝男を消そうとしたのではないかと思います。
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