体罰問題 について

公開日: : 最終更新日:2015/10/25 教育, 社会

桜宮高校での体罰自殺問題もあって、文科省から教職員全員に今まで体罰を行ったことがあるかと、その場面についての質問用紙と保護者向けに今まで子どもが体罰をされたことがあるか、どんな状況でされたのかという質問用紙が配付されました。

 

保護者向けのものは、学校に出すのではなく、直接教育委員会に郵送するという形をとっていました。

 

学校が隠ぺいするのを防ぐためのようです。

 

文科省からは、体罰にあたる例というのが示されていました。

 

ただ、それを体罰としてしまうと、もう指導が成り立たないのではないか!?と疑問に思うものも多々ありました。

 

たとえば、席を離席して立ち歩いている生徒・児童がいたときに、「座りなさい!」と強く言うということが書かれていました。

 

これを体罰としてしまったら、ほとんどの学校の先生は日常的に体罰を行っていることになってしまうような気がします。

 

おそらく、強く言われたかどうかというのは、それを言われた子ども側が感じることなので、非常にデリケートになってくると思います。

 

文科省の方も、体罰事件が多発している現状から、範囲を広げて、これも体罰ですよ!と示したのかもしれないが、現場の教師側からしてみると、指導がさらにやりにくくなったと感じる教師が多いと思います。

 

これらの質問用紙を受けて、うちのベテランのやり手と言われる先生が、校長室に呼ばれて指導を受けていました。

 

委員会に出された中に、「子どもに強い声で指導された」と何人かから書かれたためだそうです。

 

その先生のクラスがいつもピシっと締まっていたのも、ちゃんと一回で聞かせることができる強い声の指導があったからだと思います。

 

そのため、その先生も他の若手には、「子どもにはちゃんと一回で聞かせるような叱り方をしないとダメだ!」とよく指導していました。

 

しかし、この口調が体罰だと認定されてしまうと、若手の先生への指導も違ったものになってくるのかもしれません。

 

この先生は、管理職や保護者に詫びて、こういう強い口調での指導はしないと明言していましたが、どうにもやり切れなさが残っているようでした。

 

その状況を見ていた先生方は、一様に「教育現場はどんどんやりにくくなってくるなー」とつぶやいていました。

 

時代に合わせて、従来の良いとされていたベテランの指導法も転換を余儀なくされてくるのでしょうね。




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