FJS(日本風俗女子サポート協会)の大いなる問題点。
FJS(日本風俗女子サポート協会)という風俗嬢による自助グループがあります。
代表はあや乃さんという風俗嬢の方がされています。
この前のセックスワークサミットでも登壇されていていろいろお聞きしました。
そのうえでこの団体の何が大きな問題であるかを書きたいと思います。
これは代表のあや乃さんやメンバーの方もおっしゃられていましたが、風俗嬢が辛くなり辞めたくなった時があったそうです。
そろそろ年齢的にも昼職(OLや事務など)に就いた方がいいのではないかと悩んだそうです。
しかしそんなときにこのFJS(日本風俗女子サポート協会)に相談することで辛いけど頑張っていこうよ!と励ましてもらい奮起できたと言っていました。
一見良い話のようですが、これは表面上の自己啓発に過ぎないのではないかということです。
「風俗が辛い」「セカンドキャリアが心配、そろそろ昼職がしたい」という根本的な悩みが解決されていないんですよね。
むしろ「風俗が素晴らしいんだ!」という逆洗脳になってしまっているということですね。
もともとこの風俗女子サポート協会のスタンスは風俗も立派な仕事だ、昼職と何ら変わらないというものなので風俗をできる限り続けようというアドバイスになってしまうのだと思います。
もう一つの問題点は悪徳税理士事務所と組んで風俗嬢は個人事業主だから確定申告をしなくてはいけないというデマを言っていることです。
ここが組んでいる税理士法人松本はこちらにも1回目の相談で6万円、2回目の相談ではまた6万円を請求されたなど女の子から多数の相談がありました。
まず風俗嬢は個人事業主ではありません!
平成22年3月9日の判決や平成27年の判決でも風俗嬢は店長やマネージャーからの指揮命令系統下にあるため個人事業主ではないとはっきりと判決が出ています。
また風俗嬢が個人事業主だとされたような判決はありません!
出会い系サイトや立ちんぼで客を取っている場合は個人事業主ですが、お店に雇用されている場合は個人事業主ではありません。
また税金に関してもほとんどのソープやデリヘルでは源泉徴収を行っています。
そういった事実を無視して風俗嬢は個人事業主だから確定申告をしろというのは二重課税になり違法です。
なぜ二重課税になるかというと店側が女の子の税金を申告していなかったり源氏名で払っていたり、過少申告しているからですね。
また確定申告をしようとして源泉徴収票を店に出してくれるように言っても店は脱税がばれるのが嫌なので出さないのです。
そうすると儲かるのは税理士事務所だけになります。
被害者は結局女の子なわけですよね。
またFJS(日本風俗女子サポート協会)に実際に行った風俗嬢の子から聞いた話ですが、在籍店とは別のお店をその子の意に反して紹介されたそうです。
意に反して裏でそういうことをしているとしたら大きな問題だと思います。
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