遺体なき強盗致死事件。釈迦憎が会社経営者を16時間リンチ(週刊文春)
「金やない。『運と、縁と勘』を持ってる者が生き残る」
“遺体なき強盗致死事件”で逮捕されたのは、山口組三代目組長・田岡一雄のツイッターボットをたびたびリツイートし、詐欺師から金をとり返す「回収屋」だった。
彼らは「釈迦憎」と名乗り、社会正義を掲げていたが、ついに“義賊”の化けの皮が剥がれた――。
広島県警は、昨年6月に広島県海田町の事務所で竹内義博さん(71)が監禁後に暴行を受けて遺体を遺棄された事件で、冒頭のリツイートをしていた今泉俊太容疑者(32)や伊藤圭亮容疑者(28)、倉本絵梨容疑者(37)ら男女7人を、2月13日に強盗致死の疑いで再逮捕した。
今泉容疑者らは“詐欺被害”を訴える5人の女性らとSNSで知り合い、竹内さんから金を奪うことを計画。
事務所で竹内さんに暴行を加え、「あばら全部折ってくからな」「死んで生命保険で払えば」などと脅迫したという。
捜査では、監禁した事務所などから竹内さんのものとみられる複数の血痕が発見された。
県警は竹内さんの遺体の発見の有無については事実を明らかにしていないが、“遺体なき強盗致死事件”は事件から8カ月を経て新展開を迎えることになった。
社会部記者が解説する。
「事件の発端は、投資トラブルです。逮捕された女らによれば、彼女たちは竹内さんから『ビットコインを運用し、預けた現金の10%を毎月配当して元金を2.5倍にして渡す』と説明されたほか、既に100人から出資を募っていると聞かされていました。
女5人はそれぞれ90万~2000万円、総額4000万円を出資。
ただ、2022年5月から配当が滞ったことで詐欺を疑い、ネット掲示板『5ちゃんねる』で今泉容疑者と伊藤容疑者ら“釈迦憎”と名乗る回収屋グループを知り、SNSで連絡を取って回収を依頼したのです。
既に男女7人は昨年、監禁罪で起訴され一部は有罪が確定しています」
釈迦憎と名乗るグループのツイッターアカウントには、 《正義とは、己に相応しきものを所有し、己に相応しきように行為することなり》 《あなたのフォローが未来の詐欺被害を減らします》 《謝礼金銭が絡むが悩みを解決したい方はなんでもDMにてご相談ください》
といった自己紹介と共に、「詐欺被害回復」「詐欺情報発信機関」といった文言が並ぶ(削除済み)。
正義の味方を気取る反面、伊藤容疑者は六代目山口組茶谷政一家の構成員で、2022年2月には北海道旭川市のバーで傷害事件を起こし逮捕されたこともある筋金入りの“反社”だ。
今泉容疑者も全身にタトゥーを入れ仲間たちとビーチで遊んだり、ベンツなどの高級車を乗り回したりする姿をSNSにアップするなど、“ワル”の印象はぬぐえない。
こうした人物たちが名乗る「回収屋」の実態はどのようなものなのか。
裏社会に詳しい関係者が話す。
「詐欺は、警察が立件するには要件のハードルが高く、仮に逮捕されたとしても被害金が戻ってこないことも珍しくない。こうして困った被害者らが頼るのが『回収屋』です。
SNS上には詐欺の撲滅などを名乗るアカウントが、今回話題になった『釈迦憎』の他にも山ほどあります。
ダークヒーローのように思われるかもしれませんが、裏の顔は暴力団や半グレに所属していたような“はみ出し者”がほとんど。
頼りたくなる気持ちもわからなくはないですが、脅迫して回収した金が被害者のもとに戻らないことも多いと聞きますし、一般人は関わらないに越したことはないですね」
一方、被害にあった竹内さんは「柔和な顔つきで人がよさそうに見えた」と事務所近隣の評判は良かったようだ。
近隣住民の女性が話す。
「竹内さんはこぢんまりと設計会社を経営していました。挨拶をすると気さくに返してくれて、“気のいいおっちゃん”という感じでしたね。
身なりも普通で、高齢にしては元気で今も現役。
特別、金に困っているようには見えませんでした。
ビットコインを運用しているというのも聞いたことがなかったですし、ご高齢ということもあってイメージがつながらないというのが正直なところです。
警察から事件当日の様子を聞かれましたが、テレビをずっと見ていたし、暴行の音は全く聞こえてこなくって……」
そんな“気のいいおっちゃん”が巻き込まれたのは、凄惨な集団リンチだった。
公判で女が語った内容によれば、事件当日、男女7人は広島市内の百貨店内のレストランに竹内さんを呼び出し、「運用の内容を見せてくれ」と迫った。
それに対して、竹内さんは「見せません」「取引がゴールデンウイークに殺到し、出金制限で(支払いが)遅れているだけ」と追及をかわそうとしたのだという。
この時、レストランの店内では「この詐欺師が!」と今泉容疑者らが叫ぶ姿も確認されていたようだ。
結局、今泉容疑者と伊藤容疑者が竹内さんを囲み、事務所まで車で移動。そこから計16時間に及ぶリンチが始まる。
「竹内さんは顔などを殴られ、『だますつもりだった』『口座残高はなく返金できない』と“詐欺”を認めたようですが、暴行は止まりませんでした。この長時間リンチの時点で、竹内さんは死亡していたとみられます。その後、今泉容疑者らは竹内さんを毛布にくるんで、倉本容疑者の車に乗せて、埼玉県内まで運び遺体を遺棄したようです」(前出・社会部記者)
まさに極悪非道な犯行だが、逮捕された女らは回収屋について、「被害にあった人の味方をして、話し合いで詐欺師からお金を取り返してくれると思った」と話すなど、ここまで壮絶なリンチを想定していなかったようだ。
遺体の運搬に車を提供した倉本容疑者は、近隣では「優しそうなお母さん」と認識されていたという。
近隣住民の女性が話す。
「倉本さんは父母ときょうだい、小学生の娘の5人で暮らしていました。倉本さんは一度結婚して実家を出たけど、離婚して娘と出戻りしたようです。髪は少し明るめで、昔は夜に仕事へ出かけていく姿も見ましたが、最近は昼勤めだったようです。
よく娘を家の前で友達と遊ばせていたり、一家で犬の散歩に出かけたりと家庭は円満そうに見えました。
お父さんは京大卒で中国電力に勤めていた立派な方でしたし、お金に困るような家庭じゃないでしょう。
だから強盗致死と聞き『なんでそんなことに?』という思いが拭えません。
近所では『巻き込まれてしまっただけで、倉本さんは悪くない』なんて言われ方もされています」
取材班は、倉本容疑者の母に、事件の経緯を尋ねたが、「お答えすることはありません」と気まずそうに答えるのみだった。
詐欺被害者だったはずの普通の母親が、一転して凶悪事件の犯罪者として裁かれる。
こうした悲劇が繰り返されないように、SNSで知り合った回収屋に安易に接することは控えるべきだろう。
今泉容疑者は「手は出したがなぜ強盗になるかわからない」と供述。
他の6人も否認や黙秘を続けているという。
(週刊文春)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1e73c1423d0d0b5e55cfc087e92f43f3e9af2c54?page=1
今泉俊太
釈迦憎グループはZ李の舎弟でした。
https://daiwaryu1121.com/post-63907/
釈迦憎グループはZ李からシノギのやり方を教わっていました。
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