「最後の色街飛田新地」風俗嬢を辞めさせて昼職につかせてもダメなことは歴史が物語っています。

公開日: : 最終更新日:2017/05/01 女性, 社会, 若者 , ,

 

d32f6e8c

21cb561a

3f01d503

 

1958年に施行された売春を禁ずる売春防止法。
 

その施行があって飛田はほぼ全滅させられる。

 

そして政府は飛田の女の子の社会復帰のために婦人保護施設の生野学園や朝光寮を作る。

 

そこでミシンや裁縫を教えて自立させようとする。

 

当時政府や警察は飛田の女の子は売春を禁止されれば、まじめに働くんじゃないかと思ってたわけですね。

 

田舎がある子は田舎に連れ戻した。

 

だけど実際そうはならなかった。

 

ミシンを教えられて、工場に就職して寮に住まわされたけど、嫌でまた一人またひとりと飛田に戻っていく。

 

田舎に連れ戻された子も、田舎にはもともと居場所がないからすぐに飛田に戻ってくる。

 

当時の生野学園の人が語ってますが「売春婦と呼ばれる人たちが自活できるようになるまでサポートしようとよかれと思って世話をしますが、長続きしない。いつの間にか辞めていなくなる。」

 

このへんのことは井上理律子さんの「さいごの色街飛田」に載ってます。

 

また1958年の売春防止法による飛田壊滅作戦のトップだった大阪府警警部補の四方さんも

 

「売春婦を搾取と拘束から解放するのだ!と私たちはやったわけです。女性を食い物にして甘い汁を吸ってる者達を徹底的にやっつけようと。しかし、結論を言うと売春婦まで落ちた女性は転業ができなかった。田舎に居場所がなかった。飛田の親方や暴力団に搾取されても売春して生きていくほうがよいという、貧困の構造には太刀打ちできなかった・・・」と語られています。

 

そして婦人保護施設や昼職、田舎に連れ戻された飛田の女性たちが、またひとりまたひとりと戻ってくる様が描かれています。

 

飛田をふらつきながら歩く姿を飛田の新開筋商店街の食堂のおばちゃんに発見されて「~ちゃんじゃないの?どうしたの?戻ってきたの?」と。

 

食堂の木村ミチさんも語ってますが「こういうたらなんですがすぐわかるんです。あ、あの子はあの店におった子や。この子はあの店におった子やて私らにはわかる。旅行かばん持って初めは泥棒猫のようにきょろきょろしてる。知り合いを見つけたらぱっと笑顔に変わる。私らはああ一人増えたまた一人増えた。しゃあないんやろなと思っていました」とあります。

 

つまり風俗嬢を無理やり昼の仕事につかせたり、田舎に帰してもダメなんだってことなんですね。

 

たぶん政府や警察もこの時の教訓があるから、飛田やソープを潰さないんでしょうねー。

 

何をやってるかはわかってるし、売春防止法に違反してるのはわかってる。

 

だけど潰して婦人寮に入れて昼職させてもダメだったからもう放っておいた方がいいだろうと。

 

外部の者があなたは搾取されてるから飛田を出なさい!とか風俗嬢をやめなさい!とか言うのは違うんですね。

 

その子にとったら飛田にいたほうが、風俗嬢の方が幸せなんですから。

 




関連記事

no image

幸福感は収入や学歴の高さではなく「自己決定度」が大事。

幸福感は収入や学歴の高さではなく「自己決定度」が大事だそうです。 https://mainic

記事を読む

no image

当事者側と対立するNPOやソーシャルセクターに何の意味があるのか?

      &nbs

記事を読む

no image

女性議員のストッキングの中に氷を入れるのは、これはもう事件でしょ。。

女性議員セクハラ、5割が同僚 宴席でストッキングに氷:朝日新聞デジタル https://www

記事を読む

日航機123便で救出された14歳の川上慶子さんは自衛隊にロープで吊り上げられる直前にマスコミに毛布を剥ぎ取られたためにパンツ丸見えになってしまった。

日航機123便で救出された14歳の少女、川上慶子さんは自衛隊の作間2曹に吊り上げられる直前にマスコミ

記事を読む

no image

中谷重仁ら11人が室蘭市でナマコを密漁したとして逮捕。

北海道室蘭市で、男11人のグループがナマコを密漁した事件で、海上保安部は逃げていた主犯格の男を逮捕し

記事を読む

no image

日本株もREITもそうだけど、リーマンショック前の時と同様実体経済と乖離して上昇し続けてる。

個人マネー、高利回り照準 REITに1月2000億円 http://s.nikkei.com/1E9

記事を読む

no image

都内は全都道府県で一番寛容で優しい街。

ごはん食べてたら、店のオーナーのおばちゃんが来て、いつも外で頑張ってるわよね!知ってるのよドリンクご

記事を読む

東京都渋谷区にあるライブハウス「VUENOS」、「Glad」、「LOUNGE NEO」がコロナの影響により閉店。

東京都渋谷区にあるライブハウス「VUENOS」、「Glad」、「LOUNGE NEO」が新型コロナウ

記事を読む

no image

生活保護の捕捉率が2割しかないから捕捉率を上げた方がいいというのは完全に間違い!

よく言う日本は生活保護の捕捉率が2割しかない、本来受けるべき人が受けれていないという話があります。

記事を読む

no image

もっとも生活困窮しているのは子育て世帯ではなく単身世帯。

政府が子育て世帯への5万円の追加の給付金を発表していましたが、もっとも生活困窮しているのは子育て世帯

記事を読む




Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です




  • チャンネル登録はこちら

     

  • 神奈川県で教師をしていました。

    モデルや女優、レースクイーン、アイドルなど芸能界で働く女性、キャバクラや会員制ラウンジ、風俗、AVなど夜の仕事で働く女性、中高生、大学生、保育士、看護師、家出少女、児童養護施設の子どもたち、シングルマザー、不登校生徒、外国人、帰国子女を中心に女性を幸せにするための国際NGOだいわピュアラブセーフティーネットをやっています。

    7000人以上の女性を幸せにしています。

    国際NGOだいわピュアラブセーフティネットは相談援助活動、心理カウンセリングなど女性のための総合ソーシャルワーク団体です。

    ジャーナリストです。

    24時間365日相談受付中。

    電話相談も受付中です。

    メール=fujio1121@yahoo.co.jp

    ライン=fujio1

    メディア出演・取材協力歴

    NHKスペシャル「女性の貧困」

    NHKクローズアップ現代「子どもはどこへ消えた」

    共同通信「U30のコンパス」

    米TIME誌「女性の貧困について」

    NHKスペシャル「若者失踪3万人」

    講演歴

    日本財団

    全国妊娠SOSネットワークさん

    支援企業

    英国投資銀行バークレイズ

  • wpp header='人気記事ランキング' post_type='post,page' limit=50 range='daily' order_by='views' stats_views=0