先物取引会社「ファーストオプション」元社長の細川広明ら4人を詐欺の疑いで逮捕。
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最終更新日:2023/11/04
特殊詐欺
秋田県警は29日、先物取引会社「ファーストオプション」元社長の細川広明容疑者(49)=秋田市高陽青柳町1=ら4人を詐欺の疑いで逮捕しました。
県警によると、同社は「米国市場商品先物オプション取引」の運用を名目に出資金を募り、同市にあった事務所を閉鎖した2006年4月までの約10年間に、秋田県内の高齢者ら666人から総額約78億円を集めていたということです。
細川容疑者のほかに逮捕されたのは、元取締役の川崎政美(55)=秋田市八橋本町2=、元監査役の吉田直哉(49)=秋田市川元山下町1=、元取締役の新見直城(63)=東京都新宿区新宿7=の3容疑者です。
発表によると、細川容疑者らは2006年1~2月、秋田市の自営業の女性(74)に対し、「アメリカの商品先物取引などで運用しています。3%の高配当を受けることができ、1年後は元金も手数料もお返しします」などと高利や元本保証を約束、4回にわたって約1000万円を騙し取った疑いです。
同社は電話帳を使って無作為に勧誘電話をかけ、好感触を得ると、自宅に出向くなどして先物取引の話を持ちかけていたということです。
県警は、同社が集めた78億円のうち、実際に先物取引で運用していたのは1000万~2000万円程度で、残りの資金は、別の顧客の元本償還や配当などに回したり、ゴルフなど細川容疑者の個人的な遊興費に使ったりしていたとみています。
先物取引会社「ファーストオプション」は現在、破産申請中です。
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