福岡市中央区の井上クリニック経営の医師の井上勉と山口組組員の木下優ら5人が生活保護者に訪問診療を施したと偽って診療報酬を騙し取ったとして逮捕。
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最終更新日:2023/10/26
ヤクザ・マフィア
福岡県警は25日、生活保護受給者に訪問診療を施したと偽って診療報酬をだまし取ったとして、医療機関「いのうえクリニック」(福岡市中央区)経営の医師の井上勉(61)=同区谷2=と、山口組系組員の木下優(33)=住所不定=、クリニック事務長で元福岡県警警察官の宮内真二(50)、会社役員の上野隆義(28)、無職の笹野直子(55)の両容疑者ら5人を詐欺容疑で逮捕した。
2017年11月のクリニック開設直後から複数の生活保護受給者を偽の患者に仕立てる「貧困ビジネス」を繰り返したとみて調べる。
逮捕容疑は、昨年6月7日~8月7日に計12回にわたり生活保護受給者の笹野直子(55)=同容疑で逮捕=を診療したように装ってうその診療報酬明細書を福岡市に提出するなどし、同年7月20日~9月21日に診療報酬計約24万円をだまし取ったとしている。
県警はいずれの容疑者の認否も明らかにしていない。
県警によると、木下容疑者らから生活保護受給者のあっせんを受け、井上容疑者が訪問診療をしたように装っていたとみられる。
生活保護受給者は自治体などが生活保護受給者の医療費を全額負担するため、制度を悪用すると診療報酬の全額を詐取できるため、生活保護受給者を患者に仕立てたとみて調べる。
このクリニックの患者は生活保護受給者のみで、訪問診療だけを行い、月に約300万円の診療報酬があったという。
生活保護受給者の医療費は無料で、国や自治体が全額を医療機関に支払うため、この制度を悪用し、2017年11月のクリニック開設直後から複数の生活保護受給者を偽の患者に仕立てる「貧困ビジネス」を繰り返したとみられている。
宮内はかつて福岡市内の警察署に勤務し、暴力団を担当していたという。
クリニックの開業資金の1000万円を提供する見返りとして、クリニックの事務長に就任したとされる。
2019年2月15日までに、六代目山口組系組員の木下優やクリニック開業医の井上勉など、計5人が詐欺の疑いで再逮捕され、新たに患者役の生活保護者計2人が逮捕された。
再逮捕容疑は2018年6月~10月に患者役の生活保護者の自宅で、在宅診療をしたかのように装った偽の書類を福岡市に提出し、計約34万5000円の診療報酬を騙し取った疑い。
(参考:暴力団ニュース・神戸山口組を研究する会)
井上クリニック。
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