広島県警が福山市を拠点に活動する暴走族「羅刹」を警戒(中国新聞)
広島県警が福山市を拠点に活動する少年たちのグループ「羅刹(らせつ)」を暴走族に認定し取り締まりを進めている。
「トッコウ服」を着用するなどの連帯感は希薄で交流サイト(SNS)を介した緩やかなつながりが特徴という。
県警は実態はつかみにくく、背後に暴力団関係者がいる可能性も否定できないとして警戒を強めている。
県警少年対策課によると、羅刹は2020年3月ごろに結成され、メンバーは10代後半から20代前半の23人。
県警はこれまでにバイクで渦巻き走行や蛇行運転を繰り返しているのを確認した。
上下関係や指揮命令系統もあるため、県暴走族追放促進条例の要件を満たしていると判断。22年1月に暴走族に認定した。
羅刹は主にSNSで連絡を取り合い、メンバー以外の少年たちが暴走行為や集会に加わることもあるという。
県警は暴走や集会に関する情報を事前に把握するため、関係先の聞き込みやサイバーパトロールを強化。たむろしている現場の見回りも強めている。
同課の属(さっか)哲雄次席は「かつての暴走族と比べて組織内の絆は弱いが、すそ野が広く、実態が見えにくい」と強調。
「市民に危害が及ぶ前に組織を解体したい」と力を込める。
暴走族は1990年代後半から2000年代前半にかけて社会問題化した。
県内では暴力団関係者が「面倒見」としてメンバーに上納金を求め、金に窮した少年たちがひったくりなどの事件を繰り返した。対策の強化で暴走族は15年にゼロとなり、その後は確認されていなかったが、20年10月に福山市内の別の1組織を認定。
22年3月に解除している。
(中国新聞)
関連記事
-
-
住吉会委員長補佐中村会会長の時田雅章こと時田一則ら3人がコロナの給付金6600万円を騙し取ったとして逮捕。
SNSで募った無職の若者らを個人事業主と偽り、国の新型コロナウイルスの持続化給付金をだまし取ったなど
-
-
名古屋の半グレグループ「ブラックアウト」のリーダーのフィリピン国籍のタキワキ・マサキ・ラサイを凶器準備集合などの容疑で逮捕。
危害を加える目的で大阪府東大阪市内の集合住宅に集まったとして、府警は23日までに、凶器準備集合などの
-
-
瓜田純士さんのお父さんの遠藤吉寿(瓜田吉寿)さんが死去。
瓜田純士さんのお父さんの遠藤吉寿(瓜田吉寿)さんが亡くなったと瓜田純士さんがツイートしていました。
-
-
暴力団からの決別を宣言していた「愛知県東部街商協同組合」の副理事長の山口幹夫と理事の太田安紀ら4人が別の露天商の男性を脅迫して暴行したとして逮捕。
暴力団との関係を決別すると宣言していた愛知県豊橋市の露天商組合の幹部の男らが別の露天商の男性を脅した
-
-
山口組平井一家西山組組長の西山寿史と元平井一家山本組組長の山本旭ら3人が豊橋市松葉町のラウンジやバーから用心棒代として43万円を受け取ったとして逮捕
愛知県警は25日、愛知県豊橋市の飲食店などから用心棒代を受け取っていたとして、特定抗争指定暴力団・六
-
-
カンボジアの特殊詐欺グループのボスの岡本大樹も上部組織から脅されていたか(フライデー)
4月11日、カンボジアの特殊詐欺グループ19人が、移送中の航空機のなかで警視庁に逮捕された。
-
-
新宿区の土屋彰勲さん(24)を殺害して埼玉県内の霊園に遺棄したとしてU少年に懲役18年の判決
新宿区の土屋彰勲さん(24)を殺害して埼玉県内の霊園に遺棄したとしてU少年に懲役18年の判決を言い渡
-
-
東京地裁が松葉会に松葉会本部事務所の明け渡しを命じる。
2020年に火炎瓶が投げつけられた松葉会本部事務所(東京都台東区)の敷地について、地権者が松葉会側に
-
-
6代目山口組秋良連合会舎弟頭の一蓮会会長金伸一さんがヤクザを引退して牧師になる。
6代目山口組秋良連合会舎弟頭の一蓮会会長の金伸一さんがヤクザを引退してペンテコステ派の生駒聖書学院の
-
-
工藤会幹部の加治秀人が東広島市の女性から30万円を騙し取ったとして逮捕。このグループによる被害総額は1億4000万円。
佐賀、福岡など4県警の合同捜査本部は23日、佐賀市を拠点に虚偽の料金未納通知メールを送って電子マネー