2003年の住吉会親和会VS山口組系弘道会の北関東抗争。

公開日: : 最終更新日:2023/12/04 ヤクザ・マフィア

2003年4月に住吉会親和会VS山口組系弘道会の北関東抗争が起きました。

 

ここ20年のヤクザ抗争ではもっとも激しい抗争事件でした。

 

「事件経過」

 

栃木県宇都宮駅はもともとは稲川会大前田一家が縄張りとしていました。

 

しかし2001年の四ツ木斎場事件により稲川会大前田一家は絶縁、解散となっていました。

 

その後、宇都宮駅東口は住吉会親和会傘下の栃木一家、羽黒一家、勘助十三代目、矢畑一家の四組織が四社会を結成して縄張りとしていました。

 

宇都宮に拠点を置いて活動していた大栗組は東京のテキヤ組織に所属するテキヤ団体だったので、親和会とはトラブルは起こっていませんでした。

 

しかし1990年代後半に大栗組が弘道会東海興業入りしたことによって宇都宮に緊張が生まれるようになりました。

 

親和会は親和会の縄張り内に山口組系の組織の事務所があるのは問題があるとして、親和会田野7代目が大栗組の事務所にトラックを突っ込ませました。

 

弘道会側は親和会に和解を申し込みましたが、親和会、田野7代目はこれを拒否しました。

 

事務所は連絡所として存続することになりましたが、それをよしとしない田野7代目はたびたび大栗組に攻撃をしかけていました。

 

そんなおり、栃木県内の運転代行業の利権をめぐり大栗組と田野7代目がぶつかることになりました。

 

2003年4月18日、大栗組の組事務所に親和会田野7代目の組員が大型保冷車で突っ込みました。

 

保冷車特攻の30分後の午前4時過ぎ、田野7代目の組事務所を大栗組組員が十数発撃ち込みました。

 

そのほか田野7代目が経営する麻雀店、企業、住居などに発砲しました。

 

このあとすぐ、田野7代目の組員が大栗組関係者の車をバットで襲いました。

 

4月19日、親和会の光京睦会幹部の西田組組長の西田孝雄が大栗組に射殺されました。

 

4月21日、親和会は警護していた警察官をはねのけて10トンダンプで大栗組に3度目の特攻を行いました。

 

4月21日、親和会田野7代目相談役の関谷弘美(59)が大栗組若頭補佐の村上隆史(29)=宇都宮市御幸ケ原=と大栗組組員の大平泰之(34)=栃木県さくら市草川=に射殺されました。

 

親和会は警察の規制が厳しい栃木ではなく、東海興業や大栗組の上部組織がある弘道会のお膝元の名古屋での返しを企図しました。

 

2003年5月5日親和会は弘道会司龍興業ビル前で弘道会司龍興業組員を銃撃しました。

 

司龍興業組員は重傷を負いました。

 

同日午後2時55分ごろ、弘道会組員2人が栃木県佐野市の光京睦会の本部事務所に押し入り、光京睦会特別相談役の野沢昇平、鈴木組組員の渡辺利敬を射殺しました。

 

同日午後9時25分ごろ、親和会下馬一家事務所が襲撃されて、警戒にあたっていた親和会勘助十三代目船山組組員の井野靖が車から降りてきた男に撃たれて重傷を負いました。

 

5月6日、弘道会は群馬県桐生市にある親和会の事務所に発砲。

 

同日、親和会も土浦市にある山口組組員宅を発砲。

 

5月14日栃木市にある栃木女子高校前で親和会樺山組組員が弘道会に射殺されました。

 

5月15日、山形県山形市の弘道会組員が親和会に撃たれて重傷を負いました。

 

5月19日、福島県で弘道会組員が親和会組員に撃たれて軽傷を負いました。

 

5月20日、弘道会高橋興業の組事務所に銃弾が撃ち込まれました。

 

5月23日、弘道会高橋興業幹部の自宅前で鉄パイプ爆弾が爆破されました。

 

6月12日、東京都内のホテルで弘道会と親和会の幹部が話し合いを行い、弘道会が親和会に謝罪をする形で和解となりました。

 

大栗組は2005年に大道興業として復活して弘道会の直参となりました。

 

「矢畑一家スパイ疑惑」

 

親和会矢畑一家は抗争になってもまったく動かず、親和会の動きが弘道会に筒抜けになっていたことから、矢畑一家は弘道会のスパイではないかという説が出ていました。

 

矢畑一家が親和会をその後に脱退していることも根拠とされています。

 

弘道会塩谷一家組長の塩谷さんは元矢畑一家で、現在も塩谷さんが矢畑会館に遊びに来るほど仲が良い関係にあります。

 

矢畑一家と弘道会が非常に親密な関係なために、いまでも矢畑一家は弘道会のスパイだという人が多くいます。

 

「親和会と弘道会」

 

親和会は住吉会の中でも幸平一家と並んで1位、2位を争う武闘派組織とされていました。

 

実際に山口組一の武闘派組織と言われる弘道会と真っ向からやり合ったことから、それが証明される形となりました。

 

弘道会も親和会との激しい抗争を行ったことで、山健組から弘道会への流れを山口組内で見せつける形となりました。




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