杉並区荻窪の正岡元樹さん宅強盗事件で警視庁が実行犯3人を逮捕。事件前後に現場近くで張り込みをしていた釈迦憎グループリーダーのインタビューを現代ビジネスが掲載(現代ビジネス)

昨年末、東京・杉並のマンション一室か現金や金塊など1.9億円相当が盗難に遭う高額窃盗事件が発生した。

 

警視庁は9ヵ月に及ぶ捜査の末、実行役3人を特定し、このほど逮捕にこぎつけた。

 

じつは、事件が起きる前後、現場近くで張り込みをしていた債権回収グループが存在していた。

 

その名は「釈迦憎」。

 

そのリーダーの30代男性が独占インタビューに応じ、事件の経緯について重い口を開いた。

 

事件が起きたのは昨年12月29日のことだった。

 

警視庁の発表によると、同日昼、何者かが東京都杉並区にあるマンションの女性宅に侵入し、一室に置かれていた金庫から現金2000万円のほか、金塊26本(計約1億5000万円相当)、腕時計8本(計約1600万円相当)が盗まれた。

 

犯人は施錠されていない窓から侵入。

 

金庫はバールのようなものでこじ開けたと見られ、30分ほどで現場から逃走していた。

 

付近の防犯カメラには現場を立ち去る男たちの様子が映り込んでいたという。

 

関係者によると、盗まれた現金や金塊などは女性の息子である会社経営者の30代男性が保管していたものだった。

 

男性は情報商材ビジネスや暗号資産投機などで財をなした人物で、金庫には現金や金塊などの他にも2億円相当の暗号資産が入ったコールドウォレットと呼ばれるUSB端末などが入っていたと本人が警察に被害申告したため、一部メディアでは「4億円」事件と報道されていた。

 

経営者男性は関与した仮想通貨ビジネスをめぐって出資者らとの間でトラブルになっており、そのことが狙われた背景にあった可能性が指摘されていた。

 

事件が急展開を見せたのは9ヵ月後だった。

 

警視庁は今年9月13日までに無職の幸池直樹容疑者(40歳)ら実行犯の男3人を窃盗などの容疑で逮捕した。

 

防犯カメラの映像などから3人を特定したという。

 

窃盗の指示役が誰だったのかなど未解明の部分が多く残されており、今後は警察がどこまで突き上げ捜査ができるのかが焦点になっている。

 

「指示役を必ず探して汚名を返上したい。私はあくまで限りなく合法的な手法で債権回収をすることをルールとしてきたし、今回、張り込みをさせていたチームにも伝えていた。

 

窃盗事件には関与していない」

 

そう語気を強めるのは、債権回収を主なビジネスとするグループ「釈迦憎」のリーダーで30代男性のX氏だ。

 

このほど「現代ビジネス」のオンラインによるインタビューに応じた。

 

X氏の説明では、4年ほど前に旧知の仲間と数人で通称「キリトリ」と呼ばれる債権回収業を始めた。

 

ターゲットにするのは世間で「詐欺師」と風評が立っている人物で、X氏はツイッター(現・X)上に「釈迦憎」というアカウントを作り、「詐欺被害回復」などと謳って、詐欺情報を探し、被害者にダイレクトメールなどでコンタクトをとるようになった。

 

そして、債権回収を持ちかけて依頼を受けられれば、詐欺師と疑われる人物の自宅などに向かい、交渉をして債権を回収するという流れだったという。

 

債権回収は本来、弁護士や認可を得た業者にしか認められていない。認可がなければ、非弁行為とされ、弁護士法違反に問われる。限りなくグレーゾーンの手法であることは間違いない。

 

「万が一、詐欺師が警察に駆け込めば、弁護士法違反に問われる恐れがあることは認識していました。

 

ただ、債権回収にあたって恐喝に当たるような言動や暴行、傷害などは一切しないよう伝えていた。

 

そうすれば万が一、逮捕されても実刑は免れる公算が高いとは考えていた」

 

「詐欺師と交渉する時は警察に駆け込まれて、『脅された』などと言いがかりをつけられないよう注意が必要でした。

 

2~3人で一組のチームを組んで債権回収に向かうのですが、一人は交渉役で、もう一人はスマホで交渉の様子を撮影させることにしていた。

 

3人目は立っているだけですが、少し人相の悪い人間を配置して間接的な威圧を与える役割でした。

 

私もこれまで懲役に費やした年数も長いので、さすがにもう刑務所には行きたくない。丁寧な言葉遣いを徹底させるなど、相当慎重にやっていたつもりです」

 

当初は数人だけでの稼業だったというが、「次第に仲間が増えて緩やかな集合体になっていった」(X氏)といい、多い時で約30人に達した。

 

密告などのリスクを減らすため指示はSNSや電話でのやり取りだけで顔を合わしたこともない人間も多かったという。

 

成功報酬は案件ごとにまちまちだったが、回収額の5割を基本としていた。

 

少ないときでは50万円ほどから、最大2億~3億円の儲けに達することもあり、現場に向かったチーム内で均等配分するのがルールだったという。

 

「釈迦憎」グループにとって、目算が狂う事件が起きたのは昨年6月のこと。広島県海田町に派遣した釈迦憎グループ配下だった、いずれも住居不定の古物商今泉俊太、伊藤圭亮の両被告が広島県警に監禁や強盗致死容疑などで相次いで逮捕されたのだ。

 

報道によると、今泉被告らは昨年6月2日、海田町の自営業竹内義博さん(71歳)から投資金の返還名目で現金で奪おうと考え、竹内さんの事務所で「あばら全部折ってくからな」などと脅迫。

 

竹内さんを16時間にわたって監禁して殴ったり蹴ったりするなどして死亡させ、現金約11万円を奪ったとされる。

 

竹内さんは高利回りの投資話を監禁罪などで逮捕された被告の女5人に持ちかけ、それぞれ約90万〜約2千万円、総額4千万円超を集めた。

 

「ビットコインの運用をし、預けた現金の10%を毎月配当して元金を2.5倍にして返す」と言う誘い文句だったが、昨年5月ごろから配当が滞った。

 

そこで詐欺を疑った女の一人が連れてきたのが釈迦憎グループの今泉、伊藤両被告だったという。

 

竹内さんが現在に至るまで行方不明のままで、遺体が発見されていないことから「遺体なき強盗致死事件」として事件は大きく報道された。

 

2万人以上のフォロワーを誇った釈迦憎のツイッターアカウントも取り上げられ、違法ビジネスとしてクローズアップされた。

 

X氏は言う。

 

「捕まったメンバーには事件が起きる直前にも、絶対にトラブルを起こさないよう口酸っぱく指示していた。本人たちは致死の部分については否認していますし、私もそこは今でも信じています」

 

「一方で、この事件で思い知らされたのは、キリトリはやはり現場で相手に挑発されることもあるので、トラブルが起きやすいということ。

 

そのため債権回収の対象者と直接対峙するのはリスクが高いと判断してキリトリはやめることにした。

 

ですが、その方針転換をする直前に依頼を受けたのが杉並の案件でした」(X氏)

 

X氏の説明によると、杉並の事件の経緯はこうだ。

 

昨年11月ごろ、今回の盗難被害者となる経営者男性と仮想通貨ビジネスをめぐってトラブルになっていたインフルエンサーの女性AさんにSNSを通じてコンタクトをとった。

 

AさんはSNS上で詐欺被害を主張していたため、債権回収のビジネスにできると踏んだという。

 

「色々やりとりしてAさんから正式に依頼を受けました。Aさんによると、(経営者男性の)金庫には少なくとも2億円ぐらいはあるとの情報でした。

 

昨年12月中旬から現場のマンションに3人一組の張り込みチームを送っていた。

 

彼らは張り込みだけで、実際に回収を任せるのは別の部隊のつもりでした」

 

しかし、12月30日ごろまで週4日ほどのペースで断続的に約2週間張り込みをさせたが、ターゲットである経営者男性が姿を見せないと毎日報告を受けていたという。

 

事態が急変するのは正月明けだった。今年1月5日、オンラインメディアAERA dot.が《「杉並区のマンションで『4億円』の高額窃盗事件 被害男性が暗号資産のトラブルを告白 警視庁が捜査》との見出しで、それまで警察も発表していなかった高額窃盗事件の発生を独自に報道したのだ。

 

経営者男性側に取材した情報に基づいており、12月29日に事件が発生し、現金と金塊、コールドウォレットの仮想通貨で実質的に「4億円」が奪われたと主張していた。

 

X氏はこう説明する。

 

「報道で初めて窃盗事件の発生を知りました。事件発生日の12月29日も張り込みをさせていましたが、そんな報告は上がっていなかった。

 

だから私は当初、張り込みをさせていた3人を疑ったんです。

 

3人と私は直接一度も会ったこともなく、他の仲間を通じて依頼したグループでした。

 

私の知らぬところで彼らが空き巣に入り、ネコババしたのではと勘繰りました。

 

しかし、人を通じて彼らに何度も執拗に確認し、監視下において身辺調査もしましたが、急に生活が贅沢になるなど羽振りが良くなった様子もうかがえなかった」

 

X氏は依頼主であるAさんにも連絡をとったという。すると、Aさんは「これは捏造事件だ。(会社経営者の男性らは)こういうことをよくする連中だ」などと、経営者男性の自作自演の可能性を主張していたという。

 

その後、会社経営者の男性の妻が2月、当時は参議院議員でありながらドバイに滞在し続けていたガーシー氏のオンラインサロンに出演。

 

広島県海田町の強盗致死事件を踏まえて、Aさんが「殺人犯の釈迦憎」に依頼した事件だと動画内で言及された。

 

配信を見て憤ったというX氏は、そもそもの依頼者であるAさんが1月にSNSでのライブ配信で、「釈迦憎と連絡をとっている」旨を明かしたために起きた誤解だと感じたという。

 

海田の事件で今泉被告は10月4日までに、伊藤被告は11月29日にそれぞれ逮捕されており、少なくとも12月29日の杉並の事件の実行犯ではない。

 

X氏はAさんの責任を追及しようとしたが、連絡がつかなくなったという。

 

「海田の事件とは全く違い、杉並ではあくまで張り込みをしていただけ。こちらとしては悪い風評を立てられ、Aさんには責任を感じてもらいたかった」(X氏)

 

警視庁は9月13日までに実行犯の3人を窃盗などの容疑で逮捕した。X氏は言う。

 

「今回逮捕された3人のうち、1人とは過去に面識がある人物でした。

 

ですが、私たち釈迦憎のグループの一員ではない。

 

私は自分が綺麗な仕事をしているとは思っていませんが、少なくとも泥棒などは絶対にしない」

 

X氏は現在、実行犯3人の指示役が誰だったのかを独自に人を通じて探っているが、真相にはいまだ辿り着けていないという。

 

(現代ビジネス)

https://news.yahoo.co.jp/articles/f2e75153d56c7c07560dae10a93e43097f184048?page=1




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