２０１１年の博新建設の内納敏博会長射殺事件など７つの事件に関与した工藤会田中組若頭の田口義高に無期懲役の判決（RKB毎日放送）
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最終更新日：2023/08/30
ヤクザ・マフィア
市民を標的にした複数の襲撃事件などに関与したとして起訴された特定危険指定暴力団工藤会系の組幹部の判決公判が29日、福岡地裁で開かれた。
福岡地裁の伊藤寛樹裁判長は「被害は一般市民に及び責任は重い」として、求刑通りに無期懲役を言い渡した。
判決によると、工藤会系組幹部の田口義高被告（58）は2011年に起きた建設会社会長射殺事件や翌年に起きた元警察官殺人未遂事件、暴力団排除の標章を掲げた飲食店経営者の殺人未遂事件など7つの事件で実行犯や実行統括役として関与した。
これまでの審理で田口被告は、一部の事件の関与を認める一方、殺意などを否定。
検察側は「犯行の統括的な立場で中心的な役割を担った」などとして、無期懲役を求刑していた。
29日の判決で福岡地裁の伊藤寛樹裁判長は、拳銃を使うなどの犯行状況や共犯者の供述などから、田口被告に殺意があったことや共犯者との共謀を認定した。
その上で「いずれの人身被害も一般市民に及んでいて、組織の独善的な思考に基づいて計画的に加害行為が行われたと認められる」
「反社会的な犯行の連続で秩序に背いた程度が非常に大きい」
「若頭の立場で計画遂行を統率し、前に推し進める重要な関与を果たしていて責任は大きい」などと指摘し、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。
（RKB毎日放送）
工藤会系組幹部の田口義高被告（58）
田口義高は日本のヤクザ。
指定暴力団五代目工藤會五代目田中組若頭。
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