幻の稲川会5代目組長、稲川英希さん。2006年に稲川会分裂の危機。

公開日: : 最終更新日:2022/11/13 ヤクザ・マフィア, ヤンキー・半グレ

幻の稲川会5代目組長が稲川英希さんです。

 

 

 

稲川英希さんは稲川会の創設者、稲川聖城さんの孫になります。

 

稲川聖城さんはCIAエージェントの児玉誉士夫さんの舎弟で、稲川聖城さんもCIA、イルミナティのエージェントでした。

 

稲川聖城さんや2代目の石井さんは太平洋戦争中はイルミナティのエージェントの米内光政海軍大将の部下として横須賀鎮守府で働いていました。

 

英希さんも大学卒業後にイギリスに留学していたことや、名前にイギリスの英の字が入っていることからもCIA、イルミナティのエージェントだった可能性が高いと思います。

 

英希さんは高校時代はジョーカーズという横浜の暴走族で永野さんと共に活動していました。

 

ジョーカーズは200人以上が所属していた暴走族だそうです。

 

英希さんは東海大学時代はギャルサー、パラパラサークルに所属しており、メンバーには歌舞伎町5人衆最大領袖の工藤明生さん、住吉会福田会長の息子の福田雄彦さん、前田警視総監の息子、芸能プロダクションのジェイドラ社長の丹崎さんなどがいました。

 

英希さんの後輩にはプラチナムプロダクション幹部でセキュリティ会社ボンズの幹部の中村淳平さんやバーニング系エーチーム(エーライツ)取締役の池田隼人さん、ゆきぽよさんの事務所デルタパートナーズの社長の小泉宗弘さん、国民主権党ナンバー2の粒あんさん、戸田市議スーパークレイジー君の選挙参謀さん、元TBSアナウンサーの田中みなみさんなどがいました。

 

英希さんの所属していたギャルサー、パラパラサークルを上で仕切っていたのがバーニングやエイベックスでした。

 

英希さんは大学を卒業後、イギリスに留学します。

 

そして24歳でヤクザになります。

 

お父さんの稲川会3代目の稲川裕紘さんから岡山県笠岡市の浅野組にヤクザ修行に出されました。

 

しかし待遇などに我慢ができずすぐに関東に帰ってきてしまったそうです。

 

稲川裕紘さんはそんな英希さんを叱ることはなかったそうです。

 

英希さんは小学生の頃から組員たちにロールスロイスで送り迎えされていて、川崎競馬や川崎競輪で1日数千万円使うような生活をしていたので、軍隊的なヤクザ修行は耐えられなかったのでした。

 

英希さんは稲川会に入り、とんとん拍子に出世を重ねていき、27歳の頃には稲川会のナンバー2である本部長にまで出世していました。

 

2005年には自分が組長の稲川一家を立ち上げます。

 

他の稲川会の有力組織から有能な組員を引き抜いてきて、組員数は400人以上にものぼりました。

 

この頃が稲川英希さんの極道人生の全盛期でした。

 

 

順調だった稲川英希さんの極道人生ですが、2005年にお父さんの稲川会3代目稲川裕紘さんが急死したことから暗転していきます。

 

稲川裕紘さんの亡き後は千葉県船橋市を縄張りとする稲川会七熊一家総長の角田吉男(つのだよしお)さんが引き継ぐことが既定路線となっていました。

 

しかし反角田派の静岡県沼津市を縄張りとする稲川会大場一家総長の長橋歳季さんが裕紘さんの奥さんの稲川信子さんに角田吉男さんはとんでもない人物だということを吹き込みます。

 

それにより英希さんは20代の若さで稲川会の後継者レースに名乗りをあげるはめになってしまったのでした。

 

稲川会の後継者レースには稲川裕紘さんの側近だった千葉県館山市を縄張りとする稲川会一の武闘派組織と言われた岸本一家総長の岸本卓也さんや東京都大田区や目黒区、品川区を縄張りとする碑文谷一家組長の熊谷正敏さんが英希さん側についたことから稲川会を二分する対立に発展することとなりました。

 

2006年7月19日七熊一家総長の角田吉男さんを稲川会4代目とする継承式が横浜市の稲川会組事務所で行われました。

 

同じ日の同時刻に静岡県熱海市の稲川会本家で稲川英希さんを5代目とする継承式が行われました。

 

稲川会が完全に真っ二つに分裂していたことがわかります。

 

しかし稲川会初代で英希さんのおじいちゃんである稲川聖城さんが孫を見限り、角田吉男さんを支持することを表明しました。

 

これにより稲川会の分裂は防がれ、稲川英希さんは引退を余儀なくされてしまったのです。

 

稲川会の中でも英希さんを支持していた人たちは引退や降格をさせられてしまいました。

 

岸本一家総長の岸本さんは引退、熊谷組長も降格させられてしまいました。

 

英希さんは現在はカタギとなり静岡県熱海で建築業の会社を経営されているようです。




関連記事

no image

住吉会三心会会長の高橋房一と幹部の畑隆が70代の知人男性から現金を脅し取ろうとしたとして逮捕(暴力団ニュース)

北海道警釧路署は、70代の知人男性を脅し「特別定額給付金」の半分を渡すよう要求したとして、住吉会三心

記事を読む

no image

強盗殺人未遂と建造物侵入の疑いで兵庫県内に居住歴のある吉岡隼人(32)を公開手配(ABC)

32歳の男が公開手配されました。   強盗殺人未遂と建造物侵入の疑いで公開手

記事を読む

no image

ラーメン店「龍の髭」の店長の余嶋学組長を射殺したのは池田組か。兵庫県警が池田組を家宅捜索。

兵庫県警が池田組を家宅捜索しました。   兵庫県警は余嶋学組長を射殺した逃走車

記事を読む

no image

岐阜の暴走族「鳳龍会」の総長からボクシング日本10位になった飯田将成が凄かった。

岐阜の暴走族「鳳龍会」の6代目総長からボクシング日本10位、キックボクシングチャンピオンになった飯田

記事を読む

no image

元暴力団員の白川優と土木作業員の竹田利彦が三重県鈴鹿市道伯の消費者金融「サンワ」で店長を拳銃で撃って298万5000円を奪ったとして有罪判決。

2008年12月24日、元暴力団員の白川優被告(65)と土木作業員の竹田利彦被告(27)が三重県鈴鹿

記事を読む

no image

神戸山口組の古川恵一幹部を射殺した山口組竹中組篠原会の元組員の安東久徳被告に最高裁が無期懲役の判決(暴力団ニュース)

最高裁は6日、兵庫県尼崎市で2019年11月に特定抗争指定暴力団・神戸山口組の古川恵一幹部(当時59

記事を読む

no image

九州3代目村上組組長で露天商の松岡一と長男で同組幹部の露天商の松岡正晃と同組合理事長の大瀧元次の3人が強要未遂の容疑で逮捕。

県内の露天商団体「二豊街商協同組合」の役員を暴力団のテキ屋組織に強制加入させようとしたとして、県警組

記事を読む

no image

住吉会幸平一家組員らが10代の少年を暴行して狭山市の暴走族グループに加入を迫ったとして逮捕(埼玉新聞)

埼玉県警捜査4課と狭山、飯能、所沢、東入間署の合同捜査班は25日までに、傷害と強要未遂の疑いで、飯能

記事を読む

no image

富山市総曲輪のインターネットカジノ店「ブラックリバー」店長の福田直人被告を常習賭博の疑いで起訴(暴力団ニュース)

富山県警は12日、富山市総曲輪のインターネットカジノ店「ブラックリバー」で違法な賭博をしたとして富山

記事を読む

no image

工藤会系組幹部の瀧口直斗と自営業の世取慶太が損害保険会社から141万円を騙し取ったとして逮捕。

自動車の盗難保険を悪用し保険金をだまし取ったとして県警は4日、直方市下境、工藤会系組幹部の瀧口直斗被

記事を読む







  • チャンネル登録はこちら

     

  • 神奈川県で教師をしていました。

    モデルや女優、レースクイーン、アイドルなど芸能界で働く女性、キャバクラや会員制ラウンジ、風俗、AVなど夜の仕事で働く女性、中高生、大学生、保育士、看護師、家出少女、児童養護施設の子どもたち、シングルマザー、ヤンキー、不登校生徒、外国人、帰国子女を中心に女性を幸せにするための国際NGOだいわピュアラブセーフティーネットをやっています。

    7000人以上の女性を幸せにしています。

    国際NGOだいわピュアラブセーフティネットは相談援助活動、心理カウンセリングなど女性のための総合ソーシャルワーク団体です。

    ジャーナリストです。

    24時間365日相談受付中。

    メール=fujio1121@yahoo.co.jp

    ライン=fujio1

    メディア出演・取材協力歴

    NHKスペシャル「女性の貧困」

    NHKクローズアップ現代「子どもはどこへ消えた」

    共同通信「U30のコンパス」

    米TIME誌「女性の貧困について」

    NHKスペシャル「若者失踪3万人」

    講演歴

    日本財団

    全国妊娠SOSネットワークさん

    支援企業

    英投資銀行バークレイズ