神戸市中央区の春日野道商店街で神戸山口組山健組の與則和若頭のお尻を刺したとして、弘道会野内組北村組組員の呉光弘（中村光弘）に懲役１１年、逃走時に車を運転していた組員の堀田幸弘に懲役９年の判決（神戸新聞）
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最終更新日：2023/07/01
ヤクザ・マフィア
神戸地裁は２０１９年４月１８日に神戸市中央区筒井町の春日野道商店街で神戸山口組山健組の與則和若頭（６７）のお尻を刺したとして、弘道会野内組北村組組員の呉光弘（中村光弘）（５８）に懲役１１年（求刑懲役１４年）、逃走時に車を運転していた組員の堀田幸弘（５４）に懲役９年（求刑懲役１２年）の判決を言い渡しました。
北村組組員の呉光弘（中村光弘）は殺意を否定し、北村組組員の堀田幸弘は無罪を主張していたが、飯島裁判長は「致命傷を与えるため、意思を通じ合って犯行に及んだ」と判断。
動機は「個人的ではなく、対立抗争を背景にしているのは明らか」と認定しました。
量刑理由の説明では、２人が何日も掛けて被害者を監視し、殺傷能力の高い形状の包丁を選ぶなど、計画性の高さを指摘。
「組織のために暴力をいとわない暴力団特有の発想が顕著」と述べた。事件後に抗争激化の懸念が高まったことなども「悪質さが際立つ」と厳しく非難しました。
判決によると、２人は共謀し、１９年４月１８日午前０時すぎ、神戸市中央区の春日野道商店街の路上で、神戸山口組系組長を殺そうと背中や尻を包丁で刺すなどし、約１カ月の重傷を負わせました。
公判後、退廷する２人に向かって知人とみられる人物が傍聴席から「頑張ってください」などと声を掛ける一幕もありました。
（神戸新聞）
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