角間惇一郎さんの「風俗嬢の見えない孤立」を読みました。いくつかおかしいところがありました。

公開日: : 最終更新日:2017/07/15 NPO, 書評, 社会

 

 

角間惇一郎さんの「風俗嬢の見えない孤立」を読みました。

 

いくつかそれは違うだろうと思ったことがあったので書いておきます。

 

まず第一にAVやデリヘルなど無店舗型の性風俗が合法になったと書いているところ 。

 

AVやデリヘルなどはあくまでも届け出制であり合法的に許可されているわけではありません。

 

なので警察がデリヘルやAVを摘発しようと思えばいつでもできます。

 

風適法では違法だけど風営法の届けで管理している状態です。

 

大目に見てあげてる状態。

 

だからこれを「合法」だというのは違うと思います。

 

それと角間さんは一貫して風俗嬢と名乗らなくてもいい社会、詮索しない社会、風俗業界がグレーのままとどめ置かれた世界が理想だというスタンスで書いていますが、それだと結局差別やスティグマはなくならないと思います。

 

むしろ風俗嬢と堂々と名乗れるように風俗業界を合法化していきましょうというスタンスの方がいいと思います。

 

風俗嬢が誇りを持てるような社会を作っていく方がいいのではないでしょうか。

 

あと角間さんは貧困から抜け出す良いモデルとしてムハマド・ユヌスのグラミン銀行を挙げています。

 

しかしグラミン銀行自体が5人組の相互監視を強めることになり、結局は自助努力のみで解決をしなさいというものです。

 

産業が未発達な途上国ならまだしも日本では全く適さないモデルなのです。

 

しかもバングラディシュのように相互の監視がもともと緩い社会でもっと相互監視を強めて責任感を持ちましょうというのはわかりますが、日本のようにもともと相互監視の強い閉塞社会でしかも産業が発達している日本では全く適さないのです。

 

最近ではグラミン銀行のモデルは個人の自助努力に任されて肝心の構造は何も変わらないと批判されています。

 

それを良いモデルとしているから角間さんのやろうとしているビジネスを持ちこんだ解決というのが結局は情弱の風俗嬢の搾取になってしまっているんですね。

 

たとえば角間さんを頼った風俗嬢の女の子がほとんど無償でライターをさせられて、経営してる側は広告収入で儲かりますが、肝心のライターの風俗嬢の女の子が使い捨てにされています。

 

それと広告のところも違和感がありました。

 

風俗業界が広告費を月に100万かけているから女の子をキャッチできている、NPOもそれを上回る広告を打てば風俗に先回りしてキャッチできるというところ。

 

正直それは関係ないと思います。。

 

まずグーグルもNPOには月に100万円の無償のグーグルアドワーズを提供しています。

 

それに女性の支援NPOもいまは広告やSEOにも力を入れています。

 

それぞれリーチしたい層が違うので広告費の問題ではないと思います。。

 

NPOが広告をかければ風俗に女の子が行かないということではないので。

 

仮に風俗店を探している女の子が検索した1ページ目の一番目に女性支援NPOのサイトがきてもクリックしませんよ。。

 

求めてるものが違いますから。。

 

あと根本的な問題はこれは「女性の敵が女性」という問題にありますよ。

 

現在女性支援のNPOは真面目系の人たちばかりで風俗嬢と全く合わない。

 

性格的に性反対のタイプ。

 

相談をしても説教をされて嫌な気持ちになるからしないだけですね。

 

広告は全く関係ないです。。

 

それと最後にセカンドキャリア支援のところ。

 

うちも風俗嬢やキャバ嬢など夜の女性のセカンドキャリア支援はしていて6000人以上相談支援をしています。

 

正直いきなり昼の正社員行っても全く問題ないですよ。

 

職歴がないとか言いますがそこは偽装すればいい話です。

 

いままでも風俗嬢やAV女優など何千人と偽装して昼の正社員に就労支援していますがばれたことはありません!

 

いちいちそこにNPOを挟む必要はないと思いますね。

 

 

 

GrowAsPeopleの角間さんが支援者の風俗嬢と揉めているようです。危惧しているのは角間さんが悪質な風俗店に女の子を求人していること。




関連記事

no image

キャバ嬢は金持ちのおっさん相手の対人援助職(ソーシャルワーカー)。

日本でキャバクラとかクラブとかホストクラブがある理由を時々考えるんだけども、気楽におしゃべりでき

記事を読む

no image

上京したての初々しい子たちも数ヶ月後には夜の仕事をしているんだろうなーと思うと複雑な気持ちになる

春になって渋谷や池袋にも地方からの上京者が溢れてきた。   しかしこの初々しい

記事を読む

no image

世の中のサラリーマンの人たちは富裕層から所得の再分配を行っているキャバ嬢や風俗嬢に足を向けて寝られないですよ。

世の中のサラリーマンの人たちは富裕層の男性からお金をぶんどっているキャバ嬢や風俗嬢に足を向けて寝られ

記事を読む

no image

NPOは常に現場の声に耳を傾けるということが必要!

NPOは常に現場の声に耳を傾けるということが必要!   外からの支援がずれたも

記事を読む

六本木

昨日は帰国子女の友達3人と六本木のクラブに行ってきました。   12時過ぎの六本木は、モ

記事を読む

no image

京都の騒動以後、弘道会への警察の締め付けが極めて強いです。京都は本当に特殊な街。

京都府医大病院を捜索 偽診断書容疑 収監逃れ?組幹部、検察に出頭 担当医「院長が指示」(産経新聞

記事を読む

no image

代官山蔦屋はオシャレすぎて、目当ての本がどこにあんのかわからん(笑)

紀伊国屋書店、渋谷に新型店 イベントスペース併設  日本経済新聞【有料会員限定】 http://s.

記事を読む

no image

4・4・4制が今の子どもたちの現状を見るとベスト

東京都が「4・4・4制」の小中高一貫校2017年度設置へ、検討委が中間まとめ報告  

記事を読む

no image

刑務所や留置所は高齢者ばかり。

身寄りが無く、貧困、時には認知症や依存症を患う高齢者の実質的な受け入れ場所になっていると報じられ

記事を読む

no image

その土地、土地によってモテる人ってある

その土地、土地によってモテる人ってあると思う! 地元大阪だとイケメンとかあんまりモテない。 &

記事を読む









  • 神奈川県で教師をしていました。

    キャバクラや風俗など夜の仕事で働く女性、ヤンキー、モデル、中高生、シングルマザーを中心に女性・男性を幸せにするためのNPOだいわピュアラブセーフティーネットをやっています。

    東京、大阪、東北、九州など全国の繁華街でアウトリーチを行い女性・男性を支援しています。6000人以上の女性・男性を幸せにしています。

    NPOだいわピュアラブセーフティネットは全国の仕事紹介、関東や関西の不動産紹介、心理カウンセリング、生活保護申請支援、アウトリーチによる少女・少年支援、夜の女性で高卒資格希望者への出張授業など女性・男性のための総合ソーシャルワーク団体です。

    心理カウンセラー、ファイナンシャルプランナー、ソーシャルワーカーです。

    仕事や出稼ぎを探している方、関東や関西の不動産を探している方、美容整形・脱毛の割引紹介希望の方、カウンセリング希望などご気軽に連絡ください(^^)

    メール=fujio1121@yahoo.co.jp

    ライン=fujio1

    メディア出演歴

    NHKスペシャル「女性の貧困」取材協力

    NHKクローズアップ現代「子どもはどこへ消えた」取材協力

    TBS「報道特集 女性の貧困」取材協力

    宝島社、井上理津子さん「吉原」取材協力

    東京大学「夜の仕事や芸能、家出少女」取材協力

    TBSニュース23「女子大生風俗嬢」取材協力

    週刊ポスト「援助交際について」取材協力

    読売テレビ「NNNドキュメント家出少女」取材協力

    共同通信「U30のコンパス」取材協力

    デンマークメディアの取材協力

    潮8月号「ひとり親家庭の苦悩」取材協力

    名古屋テレビめ~てれ「JKビジネスとAV強要問題」

    産経新聞「関西の夜の仕事事情」取材協力

    関西テレビ報道センター「関西のキャバクラ・風俗などナイトワーク事情」取材協力

    産経新聞「AV強要とJKビジネスについて」

    米TIME誌「女性の貧困について」

    NHK社会番組部高橋さん「引きこもり支援について」

    支援企業

    英投資銀行バークレイズ

  • 友だち追加数