ゆとり教育についての誤解

公開日: : 政治, 教育, 社会

今日は悪名高い「ゆとり教育」について書きたいと思います。

 

まず、ゆとり教育という名前からして、子どもにゆとりを与える教育なんだろうと誤解を受けている人が大勢います。

 

しかし、ゆとり教育の本来の意味は、「生きる力」や「創造性」「自分で考えて行動する力」などをつけようという教育なのです。

 

明治から、高度経済成長までのような欧米に追い付け追い越せのような、日本がまだ発展途上だった時代は、従来の教育である、とにかく知識を詰め込んで、言われたことをいかに要領よく高いレベルでこなすかという能力が求められていました。

 

企業側も指示されたことを要領よくこなす人材を欲していたのです。

 

しかし、高度成長が終わり、日本が低成長時代に突入すると、従来の言われたことだけを忠実にこなしているだけの人材では、グローバル競争の中で勝ち残ることができず、衰退していってしまうという事態になってきました。

 

そこで、従来のペーパーで何点取ったという旧学力から、自分で新しいものを考え、創造するクリエイティブな力である新学力観が85年の中曽根内閣の諮問機関である臨教審で初めて示されるのです。

 

それを受けて、文部省は、従来の教科の時数を削減し、総合的な学習の時間など自分で考え、発表するというクリエイティブな力をつけるよう改訂したのです。

 

したがって、この時点で政府や文部省は、従来までのペーパーで測れる旧学力が落ちることは承知の上で、あえてクリエイティブな力である新学力をつけようとしたのです。

 

だから、「ゆとり教育によってペーパーの点が落ちた」「バカになった」という批判は全くのおかど違いなのです。

 

というか、そんなことは承知の上なのです。

 

見掛け上のペーパーの点が落ちようが、ペーパーでは測れない自分で創造するというクリエイティブな力(新学力)がついていれば、ねらいは達成されているのです。

 

文科省は、世論の「ゆとり教育批判」にこたえて、再び教科の時数を増やし、総合的な時間を減らすという改訂を行いましたが、これでは、高度成長までの途上国の教育に後退してしまったといっても過言ではありません。

 

学力はなんでもペーパーで測れるというものではないのです。

 

あと、2002年からの完全学校週5日制の実施はゆとり教育とは全く関係がありません。

 

これは、土曜日まで授業を行っていては教員の労働時間が多くなりすぎてしまっているということで、厚生省が推し進めたものです。

 

また、土曜を休みにすることで、家族の消費が増え経済がよくなるのではないかという政府の思惑もあってのことで、教育とは関係はありません。




関連記事

no image

養育費の不払いが8割。父親を悪く書く記事はおかしい。

母子家庭養育費支払い2割止まり「食費切り詰め」 https://www.nikkei.com/

記事を読む

no image

福岡、広島、神奈川などは綺麗な女性が多いけどめちゃくちゃ気が強い!!

福岡は男が亭主関白で強いとかオラオラが多いとかよく聞くけど、それって実は福岡の女性が強すぎるから、そ

記事を読む

no image

大阪人の他県民から理解できないところ

大阪人の他県民から理解できないこと。   大阪人は子どもから大学生からサラリー

記事を読む

日本の若者のニートはわずか2、3パーセント。そのうち病気の者を除くと1、3パーセントしかいない。

工藤啓さんと西田亮介さんの無業社会 を読み、お2人の講演会に行ってきました。  

記事を読む

no image

全国一ラーメン屋少ない街が大阪らしいね。確かにラーメンは東京の方がうまい!!

関西の粉モン文化、関東は麺文化ってよく言うけど、これは本当そう!   ラーメン

記事を読む

no image

全国の高校奨学金の滞納者の4割が大阪!大阪はやはり全国一貧困。

全国の高校奨学金滞納者の約4割が大阪の学生という記事を見て、やっぱり大阪が全国でだんとつ貧困ですね。

記事を読む

no image

生活保護に関しての相談先一覧。生活保護申請にはNPOや政治家、弁護士に同行してもらいましょう!

生活保護のことで相談したい場合は、こちらへどうぞ(各地の相談先一覧)https://t.co/Y

記事を読む

no image

音楽、ダンスは90年代、00年代の細分化から10年代は70年代的なマスの時代に。

あと昨日のLIFE聴いてても思ったんだけど、音楽も60年代的というか細分化された時代からマスの時代へ

記事を読む

六本木、麻布エリアは権力者がガールズバーやラウンジ、クラブを目の敵にしている。

六本木、麻布は昔からの低層高級住宅街なんですね。   だからスカウトとかホーム

記事を読む

no image

渋谷、六本木、銀座のキャバ嬢にだんとつで人気ある政治家は麻生元首相。麻生さん大好き!ってキャバ嬢多いです!!大阪は橋下さん。

キャバ嬢に一番人気ある政治家は間違いなく麻生元首相ですね!   渋谷、六本木、

記事を読む







  •  

    神奈川県で教師をしていました。

    キャバクラや風俗など夜の仕事で働く女性、ヤンキー、モデル、中高生、シングルマザーを中心に女性・男性を幸せにするためのNPOだいわピュアラブセーフティーネットをやっています。

    東京、大阪、東北、九州など全国の繁華街でアウトリーチを行い女性・男性を支援しています。6000人以上の女性・男性を幸せにしています。

    NPOだいわピュアラブセーフティネットは全国の仕事紹介、関東や関西の不動産紹介、心理カウンセリング、生活保護申請支援、アウトリーチによる少女・少年支援、夜の女性で高卒資格希望者への出張授業、全体構造法、動作法による発達障害の治療など女性・男性のための総合ソーシャルワーク団体です。

    心理カウンセラー、ファイナンシャルプランナー、ソーシャルワーカーです。

    仕事や出稼ぎを探している方、関東や関西の不動産を探している方、美容整形・脱毛の割引紹介希望の方、カウンセリング希望などご気軽に連絡ください(^^)

    メール=fujio1121@yahoo.co.jp

    ライン=fujio1

    メディア出演歴

    NHKスペシャル「女性の貧困」取材協力

    NHKクローズアップ現代「子どもはどこへ消えた」取材協力

    東洋経済「女子の貧困」取材協力

    TBS「報道特集 女性の貧困」取材協力

    宝島社、井上理津子さん「吉原」取材協力

    東京大学「夜の仕事や芸能、家出少女」取材協力

    TBSニュース23「女子大生風俗嬢」取材協力

    週刊ポスト「援助交際について」取材協力

    読売テレビ「NNNドキュメント家出少女」取材協力

    共同通信「U30のコンパス」取材協力

    デンマークメディアの取材協力

    潮8月号「ひとり親家庭の苦悩」取材協力

    名古屋テレビめ~てれ「JKビジネスとAV強要問題」

    産経新聞「関西の夜の仕事事情」取材協力

    関西テレビ報道センター「関西のキャバクラ・風俗などナイトワーク事情」取材協力

    産経新聞「AV強要とJKビジネスについて」

    米TIME誌「女性の貧困について」

    NHK社会番組部高橋さん「引きこもり支援について」

    支援企業

    英投資銀行バークレイズ

  • 友だち追加数